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離島、過疎、辺地の指定を受けている本町は、年々人口の減少及び高齢化率が上昇傾向にある。また、基幹産業である水産業・観光業の低迷等により税収が伸び悩んでいることから財政基盤が弱く、類似団体を0.05%下回っている。今後も行財政改革を着実に実行し、財政構造の改革を進め財政基盤の強化に努める。
類似団体平均値となっているが、昨年度より2.4%悪化している。これは、普通交付税の減少に伴う経常的一般財源の減少が増加が主な要因となっており、今後も普通交付税の減少が見込まれることから、行財政改革を推進し経常経費の節減を図っていく。
類似団体を上回っているが、主な要因は人件費である。これは主に空港管理及び保育所等を直営で運営していることによるものである。今後も適正な人員配置及び経常経費の節減等によりコスト削減を図っていく方針である。
民間委託等の推進を図っているものの、空港管理や保育所等を直営で運営しているため、類似団体と比較すると施設運営に係る人員を多く配置しなければならないため、平均を上回っている。一般行政職については、新規採用の抑制等により5年間で10.5%の削減を実施しており、今後も定員管理の適正化を図る。
類似団体平均を1.4%上回っているが、普通交付税の減少等に伴う標準財政規模の減少によるもので、今後も普通交付税の減少が予想されることから、今後も地方債発行額を償還額以下に抑制するなどにより、引き続き水準を抑えるよう努める。
前年度から0.3%上昇しているが、普通交付税の減少等に伴う標準財政規模の減少によるもので、今後も普通交付税の減少が予想されることから、今後も地方債発行額を償還額以下に抑制するなどにより、引き続き水準を抑えるよう努める。
類似団体と比較すると、人件費に係る経常経費比率は低くなっているが、要因としては、ゴミ処理業務や消防業務を一部事務組合で行っていることがある。一部事務組合の人件費に充てる負担金を合計した場合の人口1人当たりの決算額では類似団体平均を上回っており、今後はこれらも含めた人件費関係全般について、適正化を図っていく。
類似団体平均より4.8%上回っているが、これはゴミ処理、消防事務及び学校給食を一部事務組合により実施しているため負担金が多額になっているためである。今後も町同様、一部事務組合においても財政の健全化に努める。
近年、大型建設事業が集中した影響により、地方債元利償還が増加していることから、類似団体平均を10.7%上回っている。さらに公債費に準ずる費用を併せると、人口1人当たりの決算額は類似団体平均を87.9%上回り、普通交付税に算入された額を減ずると41.1%上回っている状況となっている。これは償還期限の短い過疎債、辺地債を多用しているため償還額が多額になっているためである。今後も地方債発行額が償還額を超えないよう発行額の抑制を図ることはもとより、交付税措置のある起債を積極的に活用するなど、財政の安定化を図ることとしている。
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