農業集落排水施設 個別排水処理施設 簡易水道事業(法適用) 特定地域排水処理施設 小規模集合排水 特定環境保全公共下水道 簡易水道事業(法適用)
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人口密度の低い中山間地域にある典型的な過疎の町であり、町内に中心となる産業がないため財政基盤が弱く、全国・県平均を下回っている。全国的には景気の改善が見られるが、地方においてはこの傾向が見られず未だ低迷していることから税収の増が見込めないため、より効率的な予算の編成と執行が求められる。
過疎地域であるが故にインフラ整備が遅れ、また財政基盤も弱いため投資的経費への地方債活用は欠かせず、公債費に係るものが28.9%と最も高い。昨年に引き続き補助費や扶助費や、繰出金の上昇により、全体的に少しずつ増加し経常収支比率が悪化している。今後も事務事業の見直しを更に進め、優先度を厳しく点検し90.0%以下となるよう更なる経常経費削減に努めたい。
小規模自治体同士での市町村合併であったため、類似団体と比較しても職員数が多いこと、また行政区域が広いこともあり、人件費・物件費は割高である。人件費については、類似団体と比較しても高い方ではない。前年度の決算状況を予算編成時に確認し、不用な支出を抑える指導をすることにより、物件費の抑制に努めて歳出を縮減していきたい。
平成16年度の市町村合併による給与構造の見直し、平成18年度の地域給与の導入、また平成17年度より断続的に実施している給与カットを廃止したため類似団体水準を超過した。国、類似団体及び地域民間企業の平均給与の状況を踏まえ、給与の適正化に努める。
小規模自治体同士での市町村合併であったこと、また行政区域が広いこともあり合併時の職員数は非常に多かった。このため行財政改革大綱を基に人員の削減に取り組み平成16年度からの5年間で34名(143名→109名)を削減した。これは積極的な退職勧奨を行い、概ね退職者5名に対し1名採用を取り組んだ成果である。また、第2次定員適正化計画を策定し、平成27.4.1で88名にするという目標を掲げて努力した結果、達成することが出来た。それ以降に大きな職員数の変動は無いが、人口減少によって職員比率が増加する傾向にある。事業量と町の全体的な規模を鑑みながら、適正な人員配置に務める。
類似団体平均を大きく上回ってはいるが、合併直後の危機的な状況は脱し、平成17年度より策定した公債費負担適正化計画に基づき、目標としていた18.0%を下回り許可団体から協議団体となることができた。近年の傾向として緩やかに減少しているので引き続き、地方債発行額を抑制し比率の低下に努める。
辺地対策事業債、過疎対策事業債、合併特例事業債等の交付税措置率の高い地方債を優先的に活用していることもあり、類似団体よりも大きいものの、財政調整基金及び減債基金等積立により充当可能な特定財源・基金確保に努めている。しかしながら近年の情勢の変化から大規模な事業の実施が増加し、多額の借り入れを行う傾向にあり、今後将来負担比率は増加の一途をたどる見込みである。そのバランスをとるために一定の年に事業規模縮小し、財政の健全化を図る。
類似団体平均と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低くなっている。戸籍・税・ゴミ処理業務等を一部事務組合で行っていることが要因として挙げられる。一部事務組合の人件費分に充てる負担金や公営企業会計の人件費に充てる繰出金といった人件費に準ずる費用を合計した場合の人口1人当たりの歳出決算額は決して低くないため人件費関係全体について削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率が、類似団体平均を上回っている要因として、権限移譲により、平成21.4.1から福祉事務所を設置していることが挙げられる。生活保護費については資格審査等の適正化や各種手当への特別加算等の見直しを進めていくことで、財政の圧迫傾向に歯止めをかけるよう努める。
経常収支比率に占める割合は1.2%減少した。全国平均を上回ってからの現状維持となっている。下水道事業については経費を節減するとともに、独立採算の原則に立ち返った料金の値上げによる健全化、国民健康保険事業会計においても国民健康保険料の適正化を図ることなどにより、税収を主な財源とする普通会計の負担額を減らしていくよう努める。
補助費等に係る経常収支比率は昨年度に引き続き、類似団体平均を下回る結果となった。決算額は9百万円の減額となった。今後も補助金を交付するのが適当な事業を行っているのかなどのチェックを強化して、不適当な補助金の見直しや廃止をし、さらなる歳出削減に努める。
過疎という条件不利地域内で合併した町村それぞれが発行した地方債を引き継いだことにより地方債残高が大きく、積極的な繰上償還(平成16~平成22で約722百万円)を行ったものの地方債の元利償還金が膨らんでおり類似団体中最下層となっている。平成23年度に合併後最初の公債費のピークを迎え減少傾向であったが、平成26年度に合併後最高に達してしまった。引き続き投資は続けて行かなければならないが、事業の緊急性及び有効性を確実に見極め、安易に地方債に頼ることのないよう努める。
公債費以外の経常収支比率は類似団体平均を5.4%下回っており全国及び県平均と比較しても上位の水準にある。これは扶助費を抑制したこと、また依然として補助費等が低く抑えられていることが要因として挙げられる。今後も、上昇傾向にある歳出の抑制を図り水準を維持できるよう努める。
(増減理由)特定目的基金は都賀保育園建て替え費用に対する取り崩し、財政状況悪化におる財政調整基金の取り崩し、地方債償還に対する減債基金の取り崩しによって全体的に基金額は80百万円減少した。(今後の方針)社会情勢による事業需要の増と交付税の減額により、継続的に取り崩しを行う見込み。
(増減理由)普通交付税算定替により縮減を受けたことによる歳入の減等により17百万円の取り崩しを行った。(今後の方針)社会情勢による事業需要の増と交付税の減額により、継続的に取り崩せざるを得ない見込み。
(増減理由)平成30年度からは地方債の据え置き期間終了による地方債償還額の増により取り崩しを行った。(今後の方針)平成26年度に合併特例債で借り入れた多機能コミュニティセンター建設事業の償還が開始する事等により、今後も継続して取り崩しを行う見込み。
(基金の使途)地域振興基金:町民の連帯強化及び地域振興に資する事業公共施設維持管理基金:公共施設の維持管理費地域福祉振興基金:地域福祉の振興及び高齢者保健福祉の振興のための事業電算機器管理基金:電算機気の維持、管理、更新地域雇用創出推進基金:雇用創出・維持につながる地域の実情に応じた事業(増減理由)公共施設維持管理基金:毎年度施設の大規模修繕を行うため、定量的な取り崩しを行っているため。地域福祉振興基金:都賀保育園の建て替え費用を補助する為取り崩しを行った。(今後の方針)社会情勢による事業需要の増と、交付税の減額により平成30年度以降もほぼすべての特定目的基金の継続した取り崩しを行う見込み
高度経済成長期に類似団体と同程度整備しており、かつ維持・修繕・改良事業も類似団体と同等に行っており、類似した推移で減価償却率が増加している。台帳の誤りを修正したため、一時的に減少しているように見えるが、実際は毎年度増加している。老朽化が進む施設については建て替えを検討しているが、費用が多額なことと、財源が有利なものが無く、最終的に基金の取り崩しとなるため、更新を行えば将来負担比率の増加は逃れられない。
類似団体と比較して当町は地方債残高が高いため債務償還比率高いが、実質公債費比率は減少傾向にある。しかし令和元年度は大和荘建替やごみ処理施設の更新等により多額の起債を発行する為、実質公債費率は大幅に増加する。
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率が低いのは、市民会館と図書館を新しく立て直したことが大きな要因。固定資産台帳の修正をしたため、一時的に減少しているように見えるが、実際は毎年度増加している。H30年度から基金の取崩が加速してきたことにより、今後はより将来負担比率が上昇していく。
実質公債費比率は償却分を上回る起債を行っていないことから年々減少しているが、人口減少に伴う交付税の減額がある中で歳出の削減が出来ていないことから財政状況が悪化。補うために基金を取り崩すことによって将来負担比率は増加している。
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