公共下水道 特定環境保全公共下水道 農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用) 簡易水道事業(法適用)
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平成27年度は、地方消費税交付金の増額等により、基準財政収入額が前年度比289,655千円増加となったが、基準財政需要額も前年度比186,673千円と増加しており、単年度では改善が見られるものの依然として類似団体平均より低い水準となっているため、今後もより一層の税収の徴収率向上対策を中心とする歳入確保に努めるとともに、職員の適正な定員管理、必要な事業の峻別、投資的経費の抑制等、歳出の見直しに努める。
歳出における経常経費は、平成25年度と平成26年度に実施した繰上償還により公債費は971,996千円の減額となったものの、特別会計への繰出金や社会保障関係経費の増額により前年度比では増額となっている。一方、歳入では消費税の引き上げにより、地方消費税交付金は増額しているものの、地方交付税の段階的削減に伴う減及び地方税収の減により前年度比で減額となっており、全体では0.2ポイント悪化した。今後も、自主財源の確保に努めるとともに、行財政運営の効率化、各種事務事業の見直しと経費の節減・合理化に努める。
平成27年度は前年度と比較し、人口1人当りの決算額が5,668円増加し、また、類似団体平均と県平均を大幅に上回っている。主な増要因として、小学校教科書の改訂に係る経費や、情報センター運営事業の機器更新等の増が挙げられる。今後は、施設の維持管理等の業務内容の見直しや公共施設等総合管理計画に基づく施設の適正配置を行い、経費節減可能な部分については、積極的な削減に努める。
平成27年4月より、職員給の見直しと給与制度の総合的見直しを行い、現給保障を100%とせず上限50%とし、期間も国の3年に対し2年間としている。平成28年度末で現給保障が終了することから、今後も指数の動向を注視しながら見直しを行うなど、定員管理と併せ総人件費の抑制に努めていく。
地方分権に伴う権限移譲など、事務事業の増加が見込まれるが、「最小の人数で最大の成果を挙げる」ため、組織や事務事業の見直し、民間活力の導入や市民との協働を積極的に進め、今後の行政需要に対応できる効率的な組織運営に向け、定員管理計画による職員数の適正化を図っていく。
平成26年度より1.0ポイント低くなり、また、類似団体平均を下回っている。今後も地方債の借入にあたっては、交付税算入の面で有利な地方債の活用を基本としながら、普通建設事業の精査により借入額の抑制に努める。
平成27年度は将来負担比率が0となった。主な要因としては、平成25年度と平成26年度に実施した繰上償還による地方債現在高の減額、公営企業債等繰入見込額の減、また決算剰余金の財政調整基金への積立による充当可能基金残高の増等が考えられる。今後も公債費等義務的経費の削減を図り、財政の健全化に努める。
人件費に係る経常収支比率は前年度より0.1ポイントの減となり、類似団体平均も下回っている。主な要因は、退職金の減によるものである。今後も計画的な職員採用や組織及び事務事業の見直しにより適正な定員管理に努める。また、施設運営等の指定管理を含めた民間委託を更に推進するなど、行財政改革への取組を通じて人件費の削減に努める。
物件費に係る経常収支比率は、前年度より0.7ポイント増となり、依然として類似団体平均より高くなっている。主な要因は、4年毎に実施している小学校教科書改訂に係る事業費の増等があった。今後は、施設の維持管理等に係る委託料などの業務内容の見直しや公共施設等総合管理計画に基づく施設の適正配置を行い、経費節減可能な部分については、積極的な削減に努める。
扶助費に係る経常収支比率は前年度より1.3ポイントの増となり、類似団体平均を上回る結果となった。主な要因は、生活保護費や児童手当給付費の減があるものの、子ども子育て支援給付費や障害福祉関係給付費が大幅に増額となっている。今後も障害福祉関係の扶助費の増が見込まれるが、児童数の減少による給付費の減等により、扶助費は減少傾向にあると見込まれる。
その他に係る経常収支比率は、前年度より0.3ポイント増となり、類似団体平均よりは0.1ポイント低くなっているが、特別会計への繰出金が依然として高い数値であり、年々増加傾向にある。今後は、特別会計の財政健全化を進めることにより繰出金の抑制に努める。
補助費等に係る経常収支比率は、前年度より0.4ポイント減となり、類似団体より低くなっている。今後も、補助金を交付するのが適当な事業を行っているかを精査し、補助率や補助限度額の見直し等を行い、補助金の適正化に努める。
公債費に係る経常収支比率は、依然として類似団体平均より高いものの、前年度比は1.6ポイントの減となっている。主な要因は、繰上償還による公債費の減額があり、若干は改善されたが、依然として経常一般財源に占める割合は高いものである。今後も地方債の借入にあたっては、交付税算入の面で有利な地方債の活用を基本としながら、普通建設事業の精査により借入額の抑制に努める。
公債費以外の経常収支比率は、前年度より1.8ポイント増となっているものの、類似団体平均よりは低い水準となっている。平成27年度は人件費、補助費では比率の改善が見られたものの、子ども子育て支援給付費や障害福祉関係給付費の扶助費が増加したことが増の要因として挙げられる。今後も、人件費の削減及び事務事業の見直しによる経常的経費の抑制に努める。
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