岡垣町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2021年度)

経営の健全性・効率性について

岡垣町の水道の約85%は地下水で賄われており、類似団体等と比較しても、給水原価は低く抑えられている。料金回収率は令和3年10月から料金改定(平均改定率22.424%)を行ったことにより100%を超え、適正な料金収入の水準となった。有収率は概ね前年度並みとなり、全国平均を下回っているため今後も漏水調査等の対策に注力する必要がある。令和3年度については、一般会計からの繰入金(料金改定延期の減収補てん金)もあり、経常収支比率が高い状況となっているが、これは一時的な要因によるものであるため、今後も長期的な財政計画のもと経費の節減に努める必要がある。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率は約50%となり、資産の老朽化が進行している。今後は令和2年度に整備した配水管台帳システム(マッピングシステム)を活用し、将来における資産の更新需要を把握した上で、重要度・優先度を踏まえた更新投資に取り組む必要がある。

全体総括

岡垣町水道事業は昭和37年度から供用開始し、既に60年が経過している。施設の老朽化が進んでいる状況であることから、今後も更に更新投資額の増大が見込まれる。令和3年度は、料金改定により料金回収率が改善し、経常収支比率も良好な数値となったが、水需要の減少やウクライナ情勢を背景とした物価の急激な高騰など不安要素もあるため、今後も各種経営指標の推移に着目し、健全な経営に努める。

類似団体【A5】

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