事業・施設概要
| 都道府県 | 熊本県 | 経営主体 | 八代市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 119,250人 |
| 現在給水人口 | 40,091人 | 給水区域面積 | 5,079ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
当市は、豊富な水資源に恵まれており、類似団体と比較し、給水原価が低く抑えられています。そのため、平成4年度以降、消費税増税分を除く料金改定を行っておらず、安定的な黒字経営を継続しています。①経常収支比率は、修繕費や動力費の増加により前年度から9.47ポイント減少しましたが、類似団体平均値(以下、平均値)を上回っており、良好な値を示しています。②累積欠損金は計上していません。③流動比率は、平均値を上回っており、短期債務に対する支払い能力及び長期の健全性が保たれています。④企業債残高対給水収益比率は、企業債の新規借り入れがなかったため、前年度から16.08ポイント減少しました。建設投資財源を内部留保資金により賄い、企業債の発行を抑制しているため、減少傾向にあります。⑤料金回収率は、修繕費や動力費の増加により前年度から10.36ポイント減少しましたが、給水原価が低く抑えられているため、平均値を上回っており、老朽化している施設及び配水管の更新等に充てる財源を確保しています。⑥給水原価は、修繕費等の増加により前年度から8.15円増加しましたが、良質な地下水に恵まれており、平均値より低く抑えられています。⑦施設利用率は、配水量の増加に伴い、年々上昇していますが、漏水も増加傾向にあるため、漏水調査の効率的な運用と早期修繕に努めます。⑧有収率は、漏水等による配水量の増加に伴い、前年度から3.71ポイント減少しました。平均値を下回っているため、漏水調査の強化及び老朽管の更新を行っていくことで有収率の向上を目指します。
老朽化の状況について
管路の経過年数や漏水実績等を考慮し、老朽管路等の更新を行っているものの、①有形固定資産減価償却率、②管路経年化率は平均値を上回っています。耐用年数に近い資産が多く、施設の更新の必要性が高いといえます。③管路更新率が平均値を下回っている状況にあり、有収率も減少していることから、今後は老朽管路の耐震化に併せて計画的に更新していくとともに、効率的な漏水の発見及び修繕に取り組む必要があります。
全体総括
当市水道事業は、類似団体と比較し各項目とも安定的な経営状況でありますが、近年の物価高騰等の影響や、施設及び管路の老朽化に伴う更新にこれまで以上の経費が見込まれ、経営状況はより一層厳しくなることが予想されます。財源を考慮しつつ、優先度の高い老朽化施設等の更新を重点的に行うとともに、計画的かつ効率的な施設整備に取り組むことで、水の安定供給と経営の健全化に努めます。H29.3経営戦略策定済R4.3経営戦略見直し(収支計画)
経営状況
収支構造
総額5.5億円
総額4.6億円