事業・施設概要
| 都道府県 | 兵庫県 | 経営主体 | 稲美町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 30,377人 |
| 現在給水人口 | 30,377人 | 給水区域面積 | 3,492ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
主な水源が良質な地下水で、浄水場を設置していないため、⑥給水原価が平均値より安く(良く)、⑧有収率も平均値より高く(良く)なっています。このため、①経常収支比率や⑤料金回収率も概ね良好な数値となっており、②累積欠損金も0であることから、経営の健全性については現時点では問題なく、健全な状態であると言えます。しかし、人口減少や節水意識の向上などにより①経常収支比率及び⑤料金回収率が減少することが予想されることから、今後も健全経営を維持するためには更なるコスト削減や適正な給水収益の確保に努める必要があります。③流動比率に関して前年度と比較して悪化していますが、西部配水場更新工事により流動負債が急激に増加したことが原因となっています。また、④企業債残高対給水収益比率は類似団体前年比30.68ポイント増となっています。老朽施設改築のための企業債借入額が増加したことに伴い企業債残高が増加したためです。類似団体平均よりも低い水準とはなっていますが、全国平均よりも大幅に高いため、企業債残高の抑制が課題となっています。
老朽化の状況について
昭和45年に水道事業を開始してから約50年経過しています。特に、町人口が急増し水道施設に多額の投資を行った昭和50年代から40年以上経過しているため、今後、②管路経年化率は更に高く(悪く)なることが見込まれます。③管路更新率は年によってバラつきはあるものの平均より低い(悪い)水準にとどまっています。令和5から7年度にかけて、老朽化した配水場の更新工事を計画しているため管路更新率は低水準となる見込みですが、令和8年度以降は老朽管を計画的に更新していく予定です。
全体総括
経営状況は良好な数値を保っているものの、今後、配水場及び老朽管の大量更新の時期を迎えるため、将来的に経営状況は悪化すると見込まれます。人口減少社会及び節水意識の向上に伴い、使用水量の大きな増加は見込めない中、中長期的な更新需要と収支の見通しを明らかにし、経常コストの削減等経営努力を行いながら、適正な給水収益の確保に努め、健全経営の維持を図る必要があります。
経営状況
収支構造
総額5.5億円
総額4.8億円