事業・施設概要
| 都道府県 | 山梨県 | 経営主体 | 北杜市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 45,104人 |
| 現在給水人口 | 43,570人 | 給水区域面積 | 20,849ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
健全経営の水準とされる経常収支比率は、100%を上回っているが、料金水準の妥当性を示す料金回収率は75.30%と100%を下回っていることから、一般会計繰入金でかろうじて均衡を保っているにすぎず、施設更新の財源を確保できる水準でないため、令和8年度の料金改定により、料金回収率の向上を図り、持続可能な事業運営に努める。また、企業債償還額がピークを超えて減少していることから、流動比率は年々改善が見られるものの、他団体と比較して大きく下回っており、債務に対して支払い能力が低く、一般会計繰入金により負債を賄っている状況である。令和5年度と比較して、配水量の増加により施設利用率は増加しているが、有収率が減少していることから、漏水に伴う無収水量が増加している状況である。さらに、有収率は依然として類似団体平均よりも低いことから、漏水調査の実施や衛星及びAI劣化診断調査の結果を活用し、効果的な漏水箇所の更新を実施することにより、有収率を高めていくとともに、施設の統廃合・ダウンサイジング等を実施し、施設利用率の向上を図る必要がある。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は類似団体平均よりも高いが、減価償却の増加率も同様に高いことから、類似団体よりも早く施設の老朽化が進んでいくことがわかる。また、管路経年化率及び管路更新率が類似団体平均よりも低いが、老朽化に対する再投資が進まず、管路の経年劣化が進行している状況であり、令和8年度の料金改定により、経常収支比率を向上させ、適正利益を施設更新に還元することで、施設の健全性を維持向上させていく必要がある。
全体総括
本市の上水道事業は、令和2年の地方公営企業会計への移行に際し、46簡易水道事業の統合による経営基盤の強化や、組織編制及び公金徴収業務の民間委託などの事務の効率化を行い、経営の健全化に努めてきたが、人口減少や節水意識の向上により、有収水量の大幅な増加が見込めないなど、今後の経営は一層厳しさを増す状況となることが予想される。そのため、令和8年度より料金改定を実施し、財政の健全化を図るとともに、持続可能な事業運営に努めていく。
経営状況
収支構造
総額21.7億円
総額21.1億円