事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 岩倉市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 47,700人 |
| 現在給水人口 | 47,593人 | 給水区域面積 | 1,047ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、100%を下回り、単年度収支で赤字となった。理由としては、有収水量の減少に伴う収益の減少、県水受水費の増加及び大規模漏水の発生に伴う修繕費の増加によるものである。②累積欠損金比率は、引き続き発生していない。③流動比率は、現金の減少に加え、未払金の増加により負債が増加したため、前年度を下回った。④企業債残高対給水収益比率は、企業債残高が少なく給水収益が負債を上回っているが、老朽管の更新事業を推進するため企業債を活用していく。⑤料金回収率は、前年度比6.61ポイント増の93.01%となった。令和6年度では、水道料金の基本料金を免除を実施していないことから、前年度より上昇したものの、収益の減少と費用の増加に伴い、100%を下回る結果となった。経営に必要な経費を料金で賄うことができていない状況となっているため、引き続き、料金の適正化について検討を行いながら財源の確保に努める。⑥給水原価は、全国及び類似団体の平均値より少額ではあるが、年々増加していることから、経費削減を図りながら効率的な事業を運営に努める。⑦施設利用率は、全国及び類似団体の平均値に比べ10ポイント以上高くなっており、施設の能力を効率的に活用できている。⑧有収率は、全国及び類似団体の平均値を上回っているが、漏水は継続して発生している。DXを活用した漏水調査を、他事業体と共同で実施予定としており、有収率の向上を図りつつ、引き続き、老朽管の更新と水道施設の適切な維持管理を行っていく。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、全国及び類似団体の平均を下回ったが、②管路経年化率については、全国及び類似団体の平均値を上回っており、老朽化した水道管が多い状況である。③管路更新率は、全国及び類似団体平均値を上回っているが、経営の状況が厳しく、令和6年度では、管路の更新工事を一部を中止している。また、近年の物価高騰の影響により、工事延長が減少傾向にある。災害に強い水道施設を構築するためにも、補助金や企業債の活用による財源の確保を行いながら、引き続き管路の更新を図っていく。
全体総括
「1.経営の健全性・効率性」全国及び類似団体より健全と判断できる項目もあるが、使用水量の減少に伴う料金収入の減少と、物価高騰の影響及び水質への課題に対する費用が増加しており、経営がひっ迫している。このため、水道料金等審議会において、水道料金の適正化について検討を行い、答申内容を踏まえた料金改定を実施する予定としている。引き続き財源の確保と、施設連携や事務事業の共同化について検討を行いながら、水道事業の基盤強化に努めていく。「2.老朽化の状況」管路更新率は全国及び類似団体より高い水準を維持しているが、管路経年化率は、老朽化した資産が多いため数値が高くなっている。水道管をはじめ、老朽化した水道施設の更新事業を先送りにすることのないよう、補助金や企業債を活用しながら、施設の更新を適切に実施していく。
経営状況
収支構造
総額6.9億円
総額7.0億円