事業・施設概要
| 都道府県 | 愛知県 | 経営主体 | 岩倉市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 47,623人 |
| 現在給水人口 | 47,516人 | 給水区域面積 | 1,047ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、100%を上回っているものの、労務費単価や資材費単価の上昇等により委託料や修繕費が増加したため、前年度より0.18%減少した。②累積欠損金比率は、引き続き発生していない。③流動比率は、現金預金は減少しているものの、未払金の減少により負債が減少したことにより、前年度の数値を上回った。④企業債残高対給水収益比率は、企業債残高が少なく給水収益が負債を上回っているが、災害対策を充実させるためにも、管路更新事業の財源として企業債の活用を検討を行っていく。⑤料金回収率は、水道料金の基本料金免除を6か月間実施したことにより前年度に引き続き、100%を下回ったが、基本料金免除に伴う減収分は、全額一般会計より営業外収益として繰入れている。⑥給水原価は、全国及び類似団体の平均値より少額ではあるが、年々増加していることから、経費の削減を図り効率的な事業を運営していく必要がある。⑦施設利用率は、全国及び類似団体の平均値に比べ10ポイント以上高くなっており、施設の能力を効率的に活用できている。⑧有収率は、平成30年度以降90%を下回っていたことから、令和3年度から3年間の期間で市内全域の漏水調査を実施した。これにより有収率が90%以上まで上昇したが、水道管の老朽化に伴う漏水は継続して発生している。引き続き、老朽管の更新を実施し、効率の良い漏水調査の研究を行いながら、有収率の向上に努める。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、類似団体の平均を下回ったが、②管路経年化率については、全国及び類似団体の平均値を上回っており、水道管を含む配水施設の老朽化が進んでいる。必要な更新を先送りにすることなく適切に実施していく必要があることから、企業債による財源の確保を検討しながら、施設の更新を適切に実施していく。③管路更新率は、事業計画に従って毎年工事を実施しており全国及び類似団体平均値を上回っているが、労務費や資材費等の単価の上昇により、工事延長が減少傾向にある。災害に強い水道施設を構築するために、財源の確保について検討を行いながら引き続き管路の更新を図っていく。
全体総括
「1.経営の健全性・効率性」では、水道料金の基本料金免除に伴う金回収率の減少といった特殊な要素や経常収支比率を除くと、全体的に高い水準を維持しているが、使用水量の減少や費用の増大等により、将来の資金不足が見込まれる。このため、水道料金等審議会を設置し、令和5年度及び令和6年度において、料金の適正化に向けた検討を行い、令和9年度に料金改定を行う予定としている。また、施設連携や事務事業の共同化も踏まえ、引き続き広域的な視点で検討を行い、水道事業の基盤強化に努めていく。「2.老朽化の状況」では、管路更新率は計画に従って事業を進めていることもあり、全国及び類似団体より高い水準を維持しているが、管路経年化率は老朽化した資産が多いことにより数値が高くなっている。企業債の活用も含め、必要な財源等について引き続き検討を行いながら管路の更新事業を実施していく。
経営状況
収支構造
総額7.0億円
総額6.7億円