事業・施設概要
| 都道府県 | 福岡県 | 経営主体 | 岡垣町 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 31,496人 |
| 現在給水人口 | 30,252人 | 給水区域面積 | 1,845ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
岡垣町の水道の約85%は地下水で賄われており、類似団体等と比較しても、給水原価は低い水準にあります。令和3年10月には料金改定(平均改定率22.424%)を行い、経営収支の改善にも取り組んでいるところです。令和5年度決算では十分な純利益が生じ、経常収支比率は前年から引き続き良好な数値となっています。令和5年度の流動比率は前年から大きく下がっていますが、これは後年度の利子負担軽減を目的として、企業債借入金元金の償還開始据置年数を短縮したことが影響しています。令和5年度の料金回収率は100%を超える良好な数値となりました。前年度から大きく上昇しましたが、これは前年度にコロナ禍における物価高騰対策として7ヶ月間の料金の特例減額を行ったことによるものです。企業債残高対給水収益比率も前年から大きく減少しましたが、同様の理由です。給水原価が上昇傾向にありますが、漏水調査の強化に伴う漏水管の修繕費が増加したことが主な要因です。令和5年度から漏水調査を強化し、漏水管の修理に力を入れたことにより、有収率は前年度から微増となりました。
老朽化の状況について
令和5年度の管路経年比率は34.67%となり、類似団体平均値を大きく上回っています。一方で、管路更新率は0.38%と低く、管路の老朽化の進行に対し更新が進んでいない状況となっています。令和2年度には配水管台帳システム(マッピングシステム)を整備し、また令和5年度には中長期基本計画(施設更新計画)を策定しました。計画に基づき、将来における資産の更新需要を把握した上で、重要度・優先度を踏まえた更新投資に取り組むものです。
全体総括
岡垣町水道事業は昭和37年度から供用開始し、既に60年が経過し、管路等施設の老朽化が進んでいます。当面の経営状況は、令和3年10月からの料金改定による給水収益の増加により、十分な純利益が生じ安定的な経営が継続できる見通しですが、管路及び施設の老朽化による修繕費の増加や水需要の減少が懸念されること、そして能登半島地震による被害状況を踏まえ、水道施設についても災害対策の強化が求められていることから、経営の健全化を図りながら水道の強靭化にも努め、今後も良質で安全な水の安定供給を行っていきます。
経営状況
収支構造
総額5.7億円
総額5.2億円