事業・施設概要
| 都道府県 | 千葉県 | 経営主体 | 八街市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 66,607人 |
| 現在給水人口 | 35,130人 | 給水区域面積 | 3,946ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、収支の黒字であることを示す100%と、類似団体平均値をともに上回っているが、令和5年度よりやや数値が上がっている。また⑤料金回収率は100%を下回っており、給水に係る費用が給水収益で賄われておらず、市・県からの高料金対策の補助金に依存しているため、料金回収率の改善が必要である。②近年、累積欠損金は発生しておらず、累積欠損金比率は0%を維持している。③流動比率については、年々比率は上がり100%を上回っているものの、類似団体平均値よりも低い傾向が続いている。④企業債残高対給水収益比率は減少傾向にあり、令和2年度から全国平均を下回っている。⑥給水原価は、給水原価を構成する受水費の割合が高いことが考えられるが、類似団体平均値よりかなり高い水準となっている。受水費は、用水供給事業者との契約によるもので、削減が困難である。また、今後暫定井戸が使用できなくなることにより、受水量の増加が見込まれることから、受水費の費用割合がさらに増えることが予想される。⑦施設利用率については認可変更に伴う施設能力の見直しにより向上し、全国平均、類似団体平均値を上回っている。⑧有収率は、管路の老朽化が進み、漏水が多いことが考えられたため、漏水調査の業務委託を行い、平成29年度からは類似団体平均値を上回っている。しかし、根本的な解決には計画的な管路の更新が必要である。
老朽化の状況について
②管路経年化率は近年上昇傾向にあり、類似団体平均値を上回る。③管路更新率については、0.36%であり、直近の5ヶ年平均並となった。これは約300年を要するペースである。また①有形固定資産減価償却率も今後ますます老朽化が進み上昇していくと考えられることから、今後はより一層更新ペースを上げていく必要がある。
全体総括
市内の人口減少に伴い給水人口も減少している。また、給水収益はわずかに増加したものの、営業費用の増加はそれ以上であり、料金回収率の低下として現れている。さらに、管路経年化率からも今後ますます管路の老朽化が進行することから、有収率の向上が課題となっている。さらに、霞ヶ浦導水事業の推進に伴い用水供給事業者からの受水量の増加が予定され、経営状況はより厳しさを増すことが見込まれる。このような状況の中、水道水の安全を確保し安定した供給を堅持するためには、費用の縮減や効率化への取り組みがより一層必要となるとともに、財源確保の観点から水道料金についてもアセットマネジメントを活用し、健全な事業運営を確保できるよう適宜見直す必要がある。
経営状況
収支構造
総額11.5億円
総額10.0億円