事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 宮古市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A5 | 行政区域内人口 | 45,148人 |
| 現在給水人口 | 44,736人 | 給水区域面積 | 9,436ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率経常費用に対する経常収益の割合を表す指標です。各年度とも黒字を示す100%を超えています。R06は営業外収益の増加により前年度と比較し増加しています。②累積欠損金比率複数年度にわたって累積した欠損金の割合を表す指標です。累積欠損金はありません。③流動比率短期的な債務に対する支払能力を表す指標です。類似団体より低い割合であり、R06では年度末の未払金の増加により流動比率が減少していますが、必要とされる基準100%を超えており、支払能力は備わっています。④企業債残高対給水収益比率給水収益に対する企業債残高の割合を表す指標です。R02に簡易水道及び一部の飲料水供給施設を上水道へ経営統合したことに伴い、一般会計から水道事業会計に企業債を移管したため、企業債残高が大幅に増加しました。R04は料金値上げによる給水収益の増加と企業債残高の減少により当該比率は低下し、R06も減少傾向にあります。⑤料金回収率費用をどの程度料金収入で賄えているかを表す指標です。100%を下回っており、適切な料金収入の確保が求められます。⑥給水原価水道水1㎥をつくるのにどのくらいの費用がかかっているかを表す指標です。有収水量の減少により類似団体と同様に増加傾向となっています。⑦施設利用率施設の配水能力に対する配水量を表す指標で、施設の利用状況等を表す指標です。類似団体より高い割合で施設を利用しています。⑧有収率施設の稼働が収益にどのくらいつながっているかを判断する指標です。水道管路等の老朽化により類似団体よりも低い割合となっています。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率資産の老朽化度合を表す指標です。類似団体と比較すると高い割合となっており、計画的に施設の更新を行う必要があります。②管路経年化率水道管の老朽化度合を表す指標です。類似団体と比較しても高い割合で推移しています。③管路更新率水道管を更新した割合を表す指標です。類似団体と比較して低い割合となっており、特にR05・R06においては、津軽石地区の水道施設整備を優先的に進めたことにより、老朽管の更新を行えなかったことが低下の要因となりました。今後は老朽管の更新を計画的に進める必要があります。
全体総括
当市の水道事業は、給水人口の減少等により水需要は減少しておりますが、水道施設や水道管の維持管理や更新にかかる費用は増加しているため、経営は厳しさを増しています。水道施設や水道管の老朽化が進み、有収率を低下させる要因となっていることから、これらの更新についてはダウンサイジング等の検討も含めて計画的に進めています。今後も人口減少に伴う料金収入の減少と、物価高騰による営業費用の増加が見込まれており、安定した経営と老朽化に伴う更新工事を行うための財源確保が課題となっていることから、料金の見直しを検討する必要があります。こうした厳しい経営環境に対応するため、組織体制の効率化と専門的知識・技術の継承が両立できる組織づくりに努めていきます。
経営状況
収支構造
総額14.3億円
総額13.6億円