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財政力指数は、0.01ポイント上昇しましたが近年は横ばい状態であり、類似団体と比較すると高い水準を示していますが、依然として自主財源は乏しく地方交付税や国県支出金、さらには復興関連補助金等に頼らざるえない状況です。自主財源の確保が喫緊の課題となっております。
経常収支比率は前年度より0.7ポイント上昇しています。主な要因は、原子力災害による除染対策事業や復興関連事業に係る補助費等の増額が原因とみられます。依然として高い水準にあり、引き続き義務的経費の削減に努め、弾力性のある財政運営に努めます。
前年度と同様に増加しており、依然として原子力災害による除染対策事業の物件費等が増額の原因となっております。類似団体と比較しても高い状況にありますが、除染関連事業や復興関連事業が終了するまでは、この状況は続くと推測されます。
ラスパイレス指数は前年度より1.5ポイント上昇しました。要因としては、対象となる職員数が非常に少ないため、職員構成のわずかな変動がラスパイレス数値へ著しい影響を与えているものと考察されます。また、本年度は新規採用職員がおらず、経験年数35年以上の職員が5名に増加したことも指数増加の要因に考えられます。
人口千人当たりの職員数はここ数年横ばい傾向にあり、類似団体と比較してもやや低い数値となっています。前年度より0.92ポイント上昇しましたが、職員数においては、事務機構改善による組織の見直しや、職員数等の抑制等を行っている状況ですが、震災関連の復旧・復興事業もあいまって、現状の職員数を減らしていくことは困難な状況です。
実質公債比率は年々回復傾向にあり、起債借入額が償還額を上回らないよう心がけ、地方債の現在高を減らしている状況です。地方債の発行に関しては、普通交付税で措置される辺地債や過疎債、緊防債の借入を優先し健全な財政運営を行っていきます。
地方債は現在高の減少に加え、充当可能基金の確保等により将来負担比率は、健全な数値となっています。地方債においては、普通交付税の基準財政需要額の算入率の高い起債を借入するように心がけ、また、借入額が償還額を上回らないようにし、年々地方債現在高を減少させるようにしています。
前年度比で0.9ポイント増加しました。主な要因は、任期付職員や派遣職員の採用が原因と考えられます。類似団体と比較すると依然として高い水準にあることから、人件費の抑制に努めます。
物件費については年々増加しており、今年度においても0.3ポイント上昇しています。各種業務のリース料や保守料が上昇しており、引き続き復興関連事業の終了までは数値の増加が予想されます。
類似団体よりも低い水準となっています。また、前年度よりも1.2ポイント減少しています。公債費は年々減少しており、健全な状況と考えられます。今後も、健全財政運営に努め、実質公債比率を勘案しながら起債額を調整していきます。
実質公債費率は類似団体と比較して低い水準で推移し、かつ、低下傾向にある。これは、地方債の借入額を元利償還金額を上回らない範囲としていることから、元利償還金が年々減少しているためであり、今後も低い水準で推移するものと想定される。
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