天童市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2014年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率(①)や流動比率(③)、料金回収率(⑤)等については、類似団体と比較して高い数値となっている。経常収支比率と料金回収率は23年度と25年度に低い値となっている。これは22年度末に起こった東日本大震災後の節水意識の高まりと、25年度夏に起きた市内全域の断水による給水収益の減少と費用の増大による影響と思われる。次年度には数値も回復している。有収率(⑧)は90%以上を維持しており、類似団体や平均よりも高い数値となっている。給水原価(⑥)は数年間ほぼ変わらないが、類似団体と比較するとやや高い金額となっている。これは自己水源がなく、全量を県から受水していることが要因の一つと考えられる。

老朽化の状況について

管路等施設の更新工事は更新計画に基づいて効率的に行っているため、有形固定資産減価償却率(①)は毎年度35%前後、管路経年化率(②)は毎年度4%前後と、どちらも平均よりも低い水準となっている。このことから施設の老朽度合は高くないと分析する。

全体総括

経常収支比率や流動比率、料金回収率等から、現時点では経営状況に問題はないと分析する。今後も安定した経営を持続させるためには、安定した給水収益を確保することが必要である。そのためには人口や水需要の変動を適正に見込んだ料金設定を行う必要がある。現在の更新工事は更新計画に基づき進めており、費用も給水収益等により賄っている。しかし今後、更新計画にはない大がかりな工事や不測の事態が起きた場合に備えるためにも、費用の工面方法や、料金体系の見直し方について等、多面的に分析する必要があると考える。

類似団体【A4】

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