🗾11:埼玉県 >>> 🌆飯能市:末端給水事業
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率については、100%を上回り黒字経営となっているが、前年度比較では給水収益や受託料の減少、電気料金等の増加により低下した。近年の給水人口の減少や、減価償却費の増加に伴い経営は依然として厳しい状況が続いている。今後も継続して経営改善を図る必要がある。③流動比率は200%を上回っている。類似団体平均と比較すると低い数値を示しているが、短期的債務に対する支払は確保されている。④企業債残高対給水収益比率は、類似団体と比較すると低い数値を示しているが、今後は給水収益の減少や、飯能市水道事業中期経営計画に沿った管路の更新等により上昇していくことが見込まれる。⑤料金回収率は100%を下回っており類似団体と比較しても低い状況である。今後も支出の抑制等、経営改善に努める必要がある。⑥給水原価は類似団体平均と比較すると低い数値を示しているが、年間総有収水量が減少傾向であることと、電気料金の高騰など経常費用の増加が予測されることから、今後も給水原価は増加していく見込みである。⑦施設利用率は前年度と比べ水需要の減少により低下し、類似団体平均と比較しても低い数値を示している。効果的な運用を行うため、適正な施設規模を検討していく必要がある。⑧有収率は0.86ポイント上昇したが、類似団体平均と比較すると低い数値を示している。今後も有収率向上のため、漏水調査による漏水の早期発見及び修繕、また老朽管の更新を計画的かつ効率的に行い有収率の向上に努めていく必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率は上昇傾向にあり、類似団体平均と比較して高い数値を示している。施設や管路の老朽化が進んでいるため計画的に更新を行う必要がある。②管路経年化率は類似団体平均と比較して高い数値を示している。1970年代から1980年代にかけて布設した管路の法定耐用年数が経過したことにより数値が上昇していることから、管路の更新を継続して行う必要がある。③管路更新率は、類似団体平均と比較して低い数値を示しており、将来にわたって安定した給水を行うためには、法定耐用年数を経過した管路等を計画的に更新していく必要がある。 |
全体総括経営状況については、経常収支比率、流動比率ともに100%を上回っており黒字経営となっている。しかし、料金回収率が100%を下回っていることから、給水に係る費用を給水収益以外の費用で賄っている状況であるため、今後も更なる業務の効率化を行い、経営改善に努めていく必要がある。施設の老朽化については、飯能市水道ビジョン(経営戦略プラン)及び飯能市水道事業中期経営計画に基づき、施設の再構築や統廃合、老朽管の更新を計画的に実施し、施設利用率や有収率の向上を図り、将来に亘り安定供給を維持していく。 |
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