🗾10:群馬県 >>> 🌆 安中市:末端給水事業
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経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率は、100%を上回っており、健全な経営であるといえる。②累積欠損金比率は、累積欠損金が発生していないため0%であり、健全な経営であるといえる。③流動比率は、100%を上回っており、短期債務に対する支払能力は確保されている。④企業債残高対給水収益比率は、類似団体平均値を上回っており、給水収益に対する企業債残高が類似団体に比べて大きくなっている。要因としては、施設更新や老朽管の更新等を計画的に実施していることが考えられる。⑤料金回収率は、R3以前は100%を上回っているが、R4及びR5は物価高騰対策として一定期間水道料金の基本料金を減額したため100%を下回っている。⑥給水原価は、おおむね130円台で推移している。類似団体平均値を下回っており、低い水準であるといえる。⑦施設利用率は、60%前後で推移している。今後は、給水人口の減少等により使用水量は中長期的に減少傾向が見込まれる。一方、使用水量の約2割は工場用であるため、景気や社会情勢等の動向による工場用の使用水量の増減は全体の使用水量に大きな影響を与える。このため、施設更新の際には、こうした諸般の事情を考慮し、適切な施設規模を検討する必要がある。⑦有収率は、類似団体平均値を約7ポイント下回っている。主な要因としては、老朽化した配水管からの漏水が考えられる。老朽化した施設や管路の更新を計画的に行い、漏水防止対策を講じていく必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率は、類似団体平均値を下回っているが上昇傾向にある。施設全体の老朽化が進んでおり、計画的な更新が必要である。②管路経年化率は、類似団体平均値を下回っているが上昇傾向にある。法定耐用年数を超過した管路が増加しており、計画的かつ積極的な更新が必要である。③管路更新率は、前年度と比較して0.17ポイント下回る0.37%となった。当市は、6つの浄水場と起伏のある複雑な地形に対応するための配水池やポンプ場を多数保有しているため、管路だけでなく前述のような水道施設についても、耐用年数、老朽化の進捗度、運転状況等を総合的に踏まえ計画的に更新を行う必要がある。 |
全体総括経営の健全性は、おおむね良好な状況を維持しているが、施設の効率性の向上に努める必要がある。人口減少社会を迎え、今後水道の使用水量と料金収入に大きな影響がある給水人口の減少が予想されるため、水道事業の経営に影響を及ぼすことが考えられる。施設の老朽化が進みつつあるが、施設の更新や耐震化には多額の資金が必要となることから、計画的かつ効率的な事業経営を行う等経営効率化の取組みを強化する必要があると考える。水道料金は、安定した給水サービスの対価であるとの認識に基づき、お客さまの必要する水需要に対する要望を充足できるよう適正に定めなければならず、次世代に負担を先送りしない料金水準を検討する必要がある。水道事業ビジョンと経営戦略に基づき、水道施設の強靭化や経営基盤の強化の取り組み、将来にわたり安全で安心できる良質な水道水を安定的に供給し、お客さまが安心して使用することができる水道を目指していく。 |
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