2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度
財政力指数は、類似団体平均を0.08ポイント上回る0.74となっている。基準財政需要額のうち、生活保護費、高齢者保健福祉費など厚生費にかかる経費や公債費に含まれる合併特例債償還費及び臨時財政対策債償還費が年々増加しているため、財政力指数は低下してきたが、25年度ではたばこ税や各種交付金の増等により基準財政収入額が増加し、やや指数は改善した。合併特例債償還費及び臨時財政対策債償還費については、今後も増加していく見込みのため、企業誘致や課税客体の適正把握など、財政基盤の強化に努める。
経常収支比率は、類似団体平均を2.4ポイント下回る84.2%となっている。22年度以降、経常収支比率が改善しているのは経常収支比率を算定する分母が増加したことが大きな要因であるが、その大部分は地方交付税や臨時財政対策債であることに留意する必要がある。今後は自主財源の確保と行政改革を通じた経常経費の削減に努め、経常収支比率の改善を図っていく。
人件費は行政改革の取組みや職員定数の適正化の推進により、類似団体平均と比べて低くなっている。ただし、人件費・物件費等が類似団体平均と比べて低い要因には、消防業務、ごみ処理業務等を一部事務組合で行っていることもあげられるため、今後も行政改革大綱に基づき、事務事業の整理、民間委託等の推進、指定管理者制度の導入、組織のスリム化を進めていく。また、上記の取組により、予算編成において節減を図るだけでなく、予算執行にあたっても効率的な執行を行い、極力節減に努めていく。
23年度、24年度では、比較の対象である国が時限的な給与改定特例法による減額を行っていることから、ラスパイレス指数は100を超え、国の水準を上回っていた。国の時限的な特例減額が終了した25年度では、ラスパイレス指数は99.9となり、国の水準を下回っている。今後も引き続き、適正化に努めていく。
18年度に市町村合併し、19~23年度までを計画期間とする定員適正化計画に基づき定員管理を行った。新規採用職員の数の抑制などにより、計画を上回って職員数が減少し、人口千人当たり職員数では類似団体平均を1.58人下回る5.95人となっている。ただし、類似団体平均を下回る要因には、消防業務、ごみ処理業務等を一部事務組合で行っていることもあげられるため、今後も計画的な職員採用を実施し、より適切な定員管理に努めていく。
実質公債費比率については、24年度まで類似団体平均を上回っていた。主な要因は、一部事務組合、公共下水道事業特別会計に負担している経費のうち、公債費に準ずる経費が大きいことがあげられる。また、22、23年度については土地開発公社から用地の買い戻しを行ったことも影響している。一部事務組合への負担金の減少や土地開発公社からの用地の買戻しの影響が減少した25年度では、類似団体平均よりも0.4ポイント低い水準となっている。今後も地方交付税算入のある事業債を活用するなど、公債費負担の抑制を図っていく。
将来負担比率は、21年度に102.3%であったのに対し、25年度では16.5%と、4年間で85.8ポイント改善している。改善の主な要因は、22、23年度に土地開発公社から用地の買い戻しを行ったことで債務負担行為に基づく支出予定額が減少したことと、財政調整基金、減債基金、施設整備等基金への積立による充当可能基金が増額したこと等があげられる。引き続き、将来負担の軽減に向け、地方交付税算入のある事業債の活用等により健全化に努める。
人件費に係る経常収支比率は減少傾向にある。主な要因として給与制度の改定による職員給与の減少と地域手当の廃止、職員定数の適正化の推進等があげられる。また、平成22年2月の任期から市議会議員定数を削減(30人から22人)している。ただし、類似団体平均と比較して人件費が低い要因として、消防業務、ごみ処理業務等を一部事務組合で行っていることもあげられる。今後も引き続き、行政改革への取り組みを通じて人件費の適正化に努める。
物件費に係る経常収支比率の上昇は、民間業務委託や指定管理者制度を推進することで、人件費から物件費にシフトしていることが原因である。また、類似団体と比較して低い要因は、消防業務、ごみ処理業務等を一部事務組合が行っていることがあげられる。
扶助費に係る経常収支比率が上昇傾向にある要因としては、社会情勢の変化による被保護世帯の増加、児童手当をはじめとする児童福祉費の増加、障害者自立支援事業による社会福祉費の増加などがあげられる。25年度は市税収入の増により分母の経常収支一般財源が増加したため、扶助費に係る経常収支比率は0.6ポイントの減となった。引き続き、資格審査の適正化や単独事業の見直しを進めていく。
その他に係る経常収支比率を構成している主なものは、国民健康保険、介護保険、公共下水道、後期高齢者医療等の特別会計事業に対する繰出金である。公共下水道事業については、21年度に平均約23.8%引き上げとなる料金改定を実施し、また、国民健康保険事業においても、23年度、25年度に均等割及び所得割を中心とした引き上げの料金改定を実施している。今後とも、各特別会計において、財源の確保・増収に努めるとともに経費の削減を徹底し、収支均衡化に努め、繰出金の抑制を図る必要がある。
補助費等に係る経常収支比率が類似団体と比較して高い要因は、一部事務組合に対する負担金が多いことがあげられる。本市では、消防業務、ごみ処理業務等について、一部事務組合で実施しており、その負担金が補助費等の構成比の大半を占めている。一部事務組合に対する負担金の減等により補助費等は減少傾向にあり、今後も一部事務組合のごみ処理施設への公債費負担分を中心に減少が見込まれている。
19~21年度にかけて公的資金補償金免除繰上償還制度を利用して、利率5%以上の高金利の市債の繰り上げ償還や借り換えを実施して公債費の負担の軽減を図った。また、臨時財政対策債以外の事業債は、市債借入額を元金償還額以内にとどめることを原則として、抑制に努めており、その結果として公債費に係る経常収支比率は減少傾向にあった。ただし、25~28年度に、本庄東中学校や児玉総合支所の建替え、健康づくり推進拠点施設の建設等の大規模事業により元金償還額を上回る借入を行うため、今後公債費に係る経常収支比率は悪化する見込みである。
22年度に改善した要因は、地方交付税等の歳入の増加と、扶助費以外のすべての項目が減となったものであり、23年度以降もその水準が続いている。25年度では、市税収入の増等により、1.7ポイント改善した。今後も、経常収支比率の改善に向けて、歳入面では納税コールセンターやコンビニ収納などの強化対策や企業誘致の推進等による、自主財源の確保に努めていく。また、歳出の抑制や国・県等からの補助金の活用などに一層努め、経常一般経費の削減に努めていく。
知内町 今金町 蘭越町 共和町 由仁町 新十津川町 鷹栖町 当麻町 東川町 中富良野町 美深町 増毛町 枝幸町 津別町 小清水町 訓子府町 佐呂間町 大空町 むかわ町 平取町 新冠町 様似町 えりも町 士幌町 上士幌町 鹿追町 新得町 清水町 大樹町 広尾町 池田町 本別町 足寄町 浦幌町 浜中町 標茶町 標津町 羅臼町 外ヶ浜町 深浦町 田舎館村 東通村 田子町 葛巻町 西和賀町 住田町 九戸村 登米市 色麻町 湯沢市 八峰町 朝日町 真室川町 白河市 喜多方市 二本松市 伊達市 下郷町 中島村 塙町 平田村 古殿町 飯舘村 結城市 常総市 坂東市 神栖市 鉾田市 真岡市 大田原市 本庄市 芝山町 南砺市 南アルプス市 伊那市 茅野市 小海町 立科町 原村 中川村 喬木村 豊丘村 山形村 筑北村 高山村 中津川市 美濃加茂市 袋井市 湖西市 碧南市 蒲郡市 大府市 知立市 田原市 みよし市 設楽町 亀山市 伊賀市 御浜町 甲賀市 湖南市 広川町 印南町 日南町 飯南町 吉賀町 奈義町 久米南町 勝浦町 神山町 那賀町 観音寺市 三豊市 四国中央市 久万高原町 中土佐町 津野町 大月町 玄海町 南島原市 菊池市 玉東町 高森町 津奈木町 綾町 木城町 美郷町 東串良町 錦江町 南大隅町 中種子町 南種子町 喜界町 天城町 伊仙町 和泊町 知名町 与論町 国頭村 今帰仁村 久米島町