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財政力指数の分析欄全国平均を上回る高齢化率(令和6年1月1日現在34.9%)に加え、一次産業を主体とする産業構造から類似団体平均を下回っている。第4期行財政改革大綱による取組みを継続し、雇用・経済対策や基幹産業である農林水産業の振興を図り、財政の健全化に努める。 | |
経常収支比率の分析欄役場庁舎等の公共施設改築に係る起債償還が始まったことによる公債費の増加により、比率は類似団体平均を上回っている。地方債の繰上げ償還による地方債の抑制・縮減や定員管理、給与の適正化を図りつつ、行財政改革の取組みを継続し、義務的経費の削減を図ることで経常経費の適正化を図っていく。 | |
人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄類似団体平均を上回る要因として、面積が広く(815.68k㎡)集落が分散していることから、道路や集落毎に設置している施設の維持等に経費を要していることが考えられる。平成29年度に実施した施設の統廃合により解体・新設経費が減となったが、今後も公共施設の更新等が見込まれることから、公共施設等総合管理計画のもと、施設の統廃合を含めた議論を進め、行財政改革の取組みを継続することで義務的経費の削減に努めていく。 | |
ラスパイレス指数の分析欄給与体系見直しの遅れ等により未だ類似団体平均を上回っているが、年々指数が減少している。平成25・26年度の2カ年にわたり昇給延伸を行うなどして給与水準の適正化を進めた効果が出てきているが、今後も人件費の抑制に努めていく。 | |
人口1,000人当たり職員数の分析欄生活環境基盤の整備や福祉施策などの積極的な取組みのために人員が必要であったこと等により、類似団体平均を上回っている。退職者不補充の実施(平成16~20年度)などにより、定数の適正化に努めてきた経過も踏まえ、引き続き低減に向けた管理を推進していく。 | |
実質公債費比率の分析欄水道事業・公共下水道事業に係る地方債元金償還に充てる負担等見込額が多く、また償還年数も長いことから、年々改善はしているものの類似団体平均を上回っている。今後は老朽化に伴う公共施設の統廃合等に伴う改築経費も想定されるが、公共投資が集中しないよう平準化を図り、交付税措置の多い起債の選択や基金の活用などにより類似団体平均を下回るように努めていく。 | |
将来負担比率の分析欄水道事業・公共下水道事業に係る起債残高が多く、長期の償還年数も相まって、既往債の償還は進んでいるものの類似団体平均を上回っている。役場新庁舎建設等の施設新改築に伴う借入が増えており、今後は比率増が見込まれるため、公共施設等総合管理計画のもと、公共投資の平準化を図り、財政の健全化に努めていく。 |
人件費の分析欄ごみ処理や消防業務を一部事務組合で行っているため、人件費に係る経常収支比率は類似団体平均を下回っている。これまで退職者の不補充による職員数の調整(平成16~20年度)や昇給延伸の実施(平成25~26年度)などにより人件費の抑制に努めている。 | |
物件費の分析欄公共工事設計労務単価の上昇や、公共施設のメンテナンスに係る契約単価の増などに伴い物件費総額は上昇傾向にあるが、平成29年度以降は若干ではあるが類似団体平均を下回る状況となっている。今後も公共施設の統廃合やメンテナンス契約の見直し等を含め、経常経費の見直しを図り、物件費の上昇を抑制していく。 | |
扶助費の分析欄扶助費に係る経常収支比率は類似団体を下回るが、これは財政状況の悪化に伴う独自の扶助施策を廃止・縮小したことによるものである。人口減少や高齢化等により、一定程度の比率の上昇はやむを得ないところではあるが、類似団体平均値も考慮しながら事業を実施し、バランスのとれた財政運営に努めていく。 | |
その他の分析欄その他の内訳を見ると繰出金の増の常態化が要因となっていると考えられる。今後、公共施設の老朽化による維持補修費の増加等も見込まれることから、全般的な経常経費の削減に努めていく。 | |
補助費等の分析欄行財政改革の取組みから、各種団体等に対する補助費の適正化を進めたこと等により、類似団体の平均を下回っていたが、平成28年度から病院事業への補助金のうち、基準内繰出し分3億円を経常経費としたことにより、類似団体平均を大きく上回ることとなった。とかち広域消防事務組合や南十勝複合事務組合の補助費もあり、全体的に増加傾向となっているが、引き続き行財政改革の取組みを継続し、適正な補助費等の執行に努めていく。 | |
公債費の分析欄生活環境基盤や畜産・林業基盤整備に伴う地方債の償還が多いものの、繰上償還や新規発行の抑制及び既往債の償還完了に伴い類似団体平均を下回る状況にある。ただし、今後は、庁舎建設等に係る起債借入れにより一時的に公債費の比率増加が見込まれることから、公共施設等総合管理計画に基づき、公共投資の平準化を図るとともに、公債費負担の適正化を図っていく。 | |
公債費以外の分析欄令和2年度から類似団体を上回っているが、公共施設の老朽化に伴う維持補修費等の増が主な要因となっている。雇用・経済対策の充実や公共施設の統廃合検討を進めるほか、行財政改革の取組みを継続することで、健全で持続性の高い財政運営に努めていく。 |
・総務費の増は、北海道スペースポート整備事業、航空宇宙関連基金積立金等の増によるもの。・教育費の減は、プール新設工事完了によるもの。・公債費の減は、前年度(令和4年度)一部繰上償還を行ったことによるもの。
・令和5年度の歳出決算総額は、住民一人当たり1,694千円(前年度比+68千円)となっている。・補助費等については、企業版ふるさと納税を活用した航空宇宙関連事業補助金の影響による増加が見られる。・普通建設事業費減の要因は、役場新庁舎の建設工事完了によるもの。・公債費の減は、令和4年度に一部繰り上げ償還を行ったことによるもの。
分析欄令和5年度においては、財政調整基金残高は、適切な財源の確保と歳出の精査により取崩しを回避しており、前年度とほぼ同額を維持している。ただし、今後は老朽化した公共施設に係る維持修繕等の経費増が見込まれることから、更なる財政の健全化に努め、持続的な財政運営が維持できるよう執行管理の徹底を図っていく。 |
分析欄連結対象団体において赤字額は発生していない。今後も、赤字額が生じないよう各事業において行財政改革の取組みを継続し、将来を見通した持続可能な財政運営に努めていく。なお、町立国民健康保険病院事業における改築工事(平成24年度~平成27年度)に対する公営企業債の償還については、起債計画のとおり一般会計の負担を継続し、赤字が発生しないよう措置していく。 |
分析欄公債費負担適正化計画等に基づく補償金免除繰上償還の実施や新規事業の抑制などにより、元利償還金は平成16年度のピーク時に比べ半減に近い償還額となっているが、令和2年度以降に借入れた役場庁舎建設事業等に係る起債の償還が見込まれることから、今後の地方債借入にあっては可能な限り平準化を図るとともに、公共施設等総合管理計画等に基づく適正な施設のあり方を検討するほか、交付税措置の高い起債の選択等により実質公債費比率の抑制に努めていく。分析欄:減債基金満期一括償還地方債を借入していないため積立していない。 |
分析欄高金利債の補償金免除繰上償還の実施や既往債の定期償還が進んでいること、また交付税措置率の高い起債の選択により、将来負担比率(分子)は減少傾向にあったが、令和2年度以降、新庁舎建設事業に係る公適債・過疎債、防災行政無線デジタル化整備事業に係る緊防債の発行等により、地方債現在高が増となっている。今後も、老朽化施設等の更新に要する起債額の増加が見込まれるため、公共施設等総合管理計画等によりる施設の適正なあり方を検討・再検証し、かかる経費の平準化を図っていく。 |
基金全体(増減理由)令和5年度においては税収増により減債基金に210百万円の積み立て、特定目的基金に航空宇宙関連の事業への充当を目的に企業等からの寄附金を257百万円を積み立てた一方、航空宇宙関連事業のため特定基金394百万円を取り崩したこと等により、基金全体で90百万円の増となった。(今後の方針)令和2年度以降の役場庁舎建設事業を始めとした投資的事業に係る起債償還に対応するため、余剰金については可能な限り財政調整基金や減債基金への積立てに努めるとともに、繰上償還についても検討していく。 | |
財政調整基金(増減理由)各種大型事業の実施にあたり、地方債等を借入れるなどして財源を確保したことにより増減なしとなった。(今後の方針)災害への備え等のため、過去の実績等を踏まえ、余剰金については可能な限り積立てに努める。 | |
減債基金(増減理由)役場庁舎建設事業等の実施にあたり借入れた地方債の償還を見込み、210百万円を積立てた。(今後の方針)今後、計画的に起債償還に充てることができるよう、全体の基金残高のバランスを考慮しながら運用を図っていく。 | |
その他特定目的基金(基金の使途)公共施設整備基金:公共施設の整備に係る事業に充当魅力あるまちづくり推進基金:ふるさと納税を原資としており、平成29年度からは使途を選択しての寄附を可能とした。使途は①魅力あるまちづくりの推進に関する事業、②公共施設の整備に関する事業、③航空宇宙産業基地の誘致に関する事業、④農林水産業の振興に関する事業、⑤農林水産業の振興に関する事業、⑥晩成温泉施設の整備に関する事業とし、各項目に対応した事業に充当する。(増減理由)主な増額要因としては、航空宇宙関連事業の実施を目的に創設した「航空宇宙関連施設整備基金」及び「航空宇宙関連ビジネス推進基金」の活用(取り崩し)と積立によるもの。企業等からの寄附金を原資としており、北海道スペースポートの整備に向けた各種事業に充当していく。(今後の方針)積立額に対する目標等の定めはないが、公共施設整備基金については、公共施設等総合管理計画等に基づき有効活用できるよう運用を図っていく。魅力あるまちづくり推進基金については、寄附金(ふるさと納税)を原資としていることから、寄付者の意向に沿うよう指定用途の事業に充当していく。 |
有形固定資産減価償却率の分析欄有形固定資産の減価償却率については、インフラ資産における老朽化比率が高くなっている。また、法人所有の旧保育所施設(昭和53築・木造)を公民館用途として無償譲渡を受けたため、建物(市民会館)の減価償却率が大幅に増加した。各資産は長寿命化を基本としており、公営住宅を始め、必要な資産については更新計画に基づき順次更新を行っているが、今後、継続的な活用が見込まれる施設についても個別施設計画を策定するなどして、計画的な更新を図っていく。 | |
債務償還比率の分析欄債務償還比率については類似団体より高い水準で推移している。役場新庁舎や町民プールの建設等による起債の借入れに伴う将来負担額の増が見込まれることから、引き続き計画的な借入・償還を図るとともに、ふるさと納税等を原資とする充当可能な財源の確保に努めていく。 | |
分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析将来負担比率は過去の起債償還が進んでいること、起債の一部繰り上げ償還を行ったことにより対前年度比9.8ポイントの減となった。令和5年度以降予定の事業においても継続的な起債の借入れが続く見込であることから、総合計画、公共施設等総合管理計画等に基づき、各種事業を計画的に進めていく。また、有形固定資産の減価償却にあっては、長寿命化を基本としつつ、各資産の個別施設計画を策定し、計画的な更新を図っていく。 |
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分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析将来負担比率、実質公債費率共に類似団体の平均値と比べ高くなっており、公共施設の更新等に係る起債の借入により、一時的な増加が見込まれる。起債については計画的な借入に努めるとともに、引き続きそれぞれの比率に留意していく。 |
類似団体と比較して有形固定資産減価償却率の高くなっている道路については、道路延長が平均より長いことから、計画的な更新を進めることが必要。認定こども園については、耐用年数を経過したものの、問題なく使用することができる状況であることから、将来の情勢を踏まえながら長寿命化を図りつつ使用していく。学校施設の減価償却率が低くなっているのは平成21年度に小学校を改築したことによるもの。
類似団体と比較して、有形固定資産減価償却率が特に高い、庁舎、図書館、体育館・プールのうち、役場庁舎、プールについては令和3年度に建替えを行っている。法人所有の旧保育所施設(昭和53築・木造)を公民館用途として無償譲渡を受けたため、市民会館の償却率が大幅に増加している。図書館については耐震強度不足のため、別施設において仮運営をしており、他施設の更新状況等も勘案して更新の検討を進めていく。また、その他の施設も全体的に老朽化が進んでいることから、施設の長寿命化を基本としつつ、交付税措置のある起債や補助金等を活用し、費用の低減を図っていく。
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