特定環境保全公共下水道 農業集落排水施設 公共下水道 簡易水道事業(法適用) 小野市民病院
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市税は、地方税法の改正にかかる法人市民税法人割の引下げ等の影響により、対前年度比1.1%減となった反面、地方税交付金は10.3%の増加となったものの、保健衛生費や高齢者保健福祉費などの基準財政需要額は増加傾向をたどっている。財政力指数は、全国平均0.50及び兵庫県平均0.61を上回り、近年は同水準で推移している。今後も少子高齢化の中にあっても活力を生む施策と持続可能な財政基盤の確立のための施策を同時展開し、財政力の強化に努める。
歳出では一部事務組合への負担金が増加したものの、歳入では交付税及び地方消費税交付金の増加により、前年よりも0.2%改善し、経常収支比率は3年連続での改善となり、全国平均90.0%及び兵庫県平均91.7%を下回った。引き続き扶助費等の適正化による義務的経費の抑制と維持管理コストの圧縮に努める。
給与の一律カット等は行わず、少数精鋭による業務遂行により人件費総額の抑制を行ってきた。また、多様な勤務形態の導入・人材の活用による賃金等の物件費も横ばいで推移してきたものの、平成27年度は給与改定により給与費が上昇するとともにシステム更新や移設等の経費が上昇した。引き続き全国平均121,920円及び兵庫県平均115,544円を下回るものの義務的経費の抑制に努める。
平成11年以降、人口当たりの職員数を人事マネジメントの一指標として職員採用や人員配置の適正化を図ってきた。人口減少下にあっても増え続ける行政需要に対して多種多様な勤務形態・人材の活用を進めている。引き続き兵庫県内最小規模の職員数で業務を遂行し、全国平均6.96人及び兵庫県平均6.79人を下回る状況を堅持する。
平成25年10月開院の北播磨総合医療センターに係る病床数や救急告示病院関係の交付税算入が本格化するとともに、当センターへの出資債、臨時財政対策債の基準財政需要額への算入が増加したこと等により、前年度から2.4%改善し、全国平均7.4%及び兵庫県平均8.4%をいずれも下回る結果となった。今後も老朽化した公共施設の更新等を控え、公債費の抑制と後年度の財政措置のある地方債の活用により公債費負担の適正化に努める。
充当可能基金は微減するものの、一般会計の地方債残高及び公営企業債等繰入見込額の減少により将来負担額は減少し、6年連続でマイナス値を維持している。(平成26-24.8、平成27-28.4)
平成14年度から2年間の退職者不補充や民間委託の推進等により他団体に先駆けて職員数の削減に取り組み、さらに平成18年度から地域手当(5%)を全廃するなど徹底した人件費の抑制に取り組んできた。平成19年以来、月例給及び期末勤勉手当の増額改定があったものの経常一般財源に占める人件費の割合は、前年度と同水準を維持し、全国平均23.3%及び兵庫県平均24.7%をいずれも下回っている。
光熱費の上昇等による管理運営費の上昇により経常的物件費の経費は微増したものの財源の確保により、前年度から0.4%減の13.7%となった。全国平均14.3%及を下回っているものの、兵庫県平均12.4%を上回っており、引き続きコスト削減に努める。
自立支援給付費や生活保護扶助費などの福祉・医療関係経費が増加傾向にあり、前年度比251,476千円増加し、0.4%上昇している。平成25年度に制定した「小野市福祉給付制度適正化条例」により、生活保護や児童扶養手当の不正受給や不適切費消の抑制と要保護者情報の提供による受給の適正化を図ってきた。全国平均11.8%及び兵庫県平均12.4%をいずれも下回っているものの、当条例の機能を発揮して資格審査等の適正化に努める。
下水道事業に公営企業法を適用しており、同事業への負担金が補助費等に分類されることから、全国平均13.2%及び兵庫県平均12.4%を下回っている。介護保険や後期高齢者医療の被保険者の増に伴い特別会計への繰出金が前年度比142,773千円増加している。今後も介護保険料等の適正化を図ることにより普通会計の負担軽減に努める。
平成27年度からコミュニティバスを2台増加や選挙執行経費の増加、北播磨総合医療センターへの負担金増加により経常的な支出が増え、昨年度より90,909千円増加、率では0.4%増加し16.3%となった。平成16年度から下水道事業に地方公営企業法を適用しており、当該事業への負担金等は補助費等に分類されるため、全国平均及び兵庫県平均を大きく上回る要因となっている。
昨年度から0.3%低下しているが、前年度比43,522千円増加。近年は15%前後で推移しており、全国平均17.4%及び兵庫県平均20.3%を下回っているものの、平成25年10月に開院した北播磨総合医療センターの建設に伴う出資債の償還が、今後本格的に始まることや、公共施設等の老朽化に伴う大規模改修や統廃合の必要性が高まることなどから、有利な地方債を活用するとともに発行抑制に努める。
人件費の抑制や物件費の減が寄与したこと等により微増。全国平均72.6%を下回り兵庫県平均71.4%と同値となった。今後も一般財源の確保に努める一方で、既存事業のリストラクチャやランニングコストの削減に取り組み、健全で持続可能な財政構造となるように努める。
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