高砂市:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

平成28年度と比較すると経常収支比率が2.6%、料金回収率が9.0%悪化したが、167,657千円の純利益を計上し、良好な経営状況となっている。ただし、流動比率(短期的な債務に対する支払能力)や施設利用率の指標が類似団体平均より低い値となっている。流動比率は200%を超えており支払能力に問題は無く、施設利用率が低いのは、単一の浄水施設で運営しており、施設・設備の事業面での効率性が図りにくいためである。企業債残高対給水収益比率は、企業債残高は2億円減少したが、給水収益も減少したため比率は472%と類似団体平均より高く推移している。給水原価は類似団体平均より低い100円前後で良好に推移し、有収率も類似団体平均より高く、90%以上を維持している。

老朽化の状況について

資産のうち送配水管については、管路経年化率と管路更新率の数値から明らかなように適正な更新ペースとなっていない。これは、高砂市が進める浸水対策事業等に伴う受託工事を優先的に行っている事も影響している。

全体総括

収益的収支については、良好な経営状況であるが、施設や管路の老朽化対策を進めるためには財源の確保が課題となっている。平成30年3月に策定した高砂市水道事業ビジョンでは、平成30年度に米田水源地再構築基本計画、平成31年度に送配水管更新計画を策定し、老朽化対策の更新事業を推進することとしています。また、人口や給水量の減少による給水収益の減少と更新事業の財源確保のため平成32年度中の料金改定を検討しています。

類似団体【A4】

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