白石市:末端給水事業
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04:宮城県
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白石市:末端給水事業
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経営比較分析表(2020年度)
経営の健全性・効率性について
令和2年度は、受水費が前年度と比べ受水単価が下がり、約1億円の減となっている。経常費用の大幅な減となったため、経常収支比率や料金回収率の増加、給水原価の減となった。なお、料金回収率は、費用の減により増加しているが、新型コロナウイルス感染症対策で水道料金の減免を行ったため、給水収益も減となり、100%には届いていない。企業債残高対給水収益比率については、令和2年度に策定した「水道ビジョン」の管路更新計画をもとに資産の更新を行っていくため、今後も増加していくと考えられる。施設利用率については、人口減少により一日平均配水量が年々減少しているため、配水施設の統廃合など施設規模の見直しを実施している。また、受水量の減や漏水の恐れのある老朽管の更新などにより、有収率の増加が見られた。当市は、近隣市や類似団体と比較すると有収率が低いため、今後も漏水調査や配水量の見直しを行い、効率的な経営を目指していく。
老朽化の状況について
有形固定資産全体としては、約6割が減価償却済となっており、管路経年化率では、類似団体と比較すると大幅に高い値となっているため、計画的な更新が必要な状況である。管路については、令和3年3月に策定した白石市水道ビジョンの中期経営計画に基づき、更新されていない管路の更新延長を年間約3kmとして、効率的に更新を行っていく。
全体総括
給水状況については、給水人口の減少が続き、有収水量の減など、給水収益は減少傾向にある。また、施設の老朽化の状況から、施設更新費用の増加が見込まれ、厳しい経営となることが予想される。今後も、経費削減に努めるとともに、料金改定なども視野に入れ、事業運営を行っていく必要がある。