🗾19:山梨県 >>> 🌆北杜市:末端給水事業
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📅2023年度 📅2022年度 📅2021年度 📅2020年度
経常収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対給水収益比率料金回収率給水原価施設利用率有収率 |
経営の健全性・効率性について健全経営の水準とされる経常収支比率は、100%を上回っているが、一般会計繰入金で均衡を保っており、欠損金が生じないように調整されている状況にある。料金水準の妥当性を示す料金回収率は79.33%と100%を下回っており、一般会計繰入金でかろうじて均衡を保っているにすぎず、建設改良事業の財源を確保できる水準となっていない状況になっている。また、流動比率は100%を大きく下回っており、債務に対して支払い能力が低く、一般会計繰入金により負債を賄っている状況になっている。建設改良費等に充てられた企業債償還額がピークを超えたことから、流動負債は減少していく傾向である。企業債残高対給水収益化率は類似団体平均より非常に高い水準である。現在企業債残高は減少傾向にあるが、今後の老朽管等の更新工事を実施するためにも、適正な料金を確保するなどの経営改善を図っていく必要がある。有収率が類似団体平均よりも低いことから、漏水調査(衛星及びAI劣化診断R4~R6)を適切に実施し、より的確に漏水箇所を更新または修繕することにより、収益性を高められる可能性がある。また、適切な配水量を把握することにより、施設の統廃合・ダウンサイジング等を実施し施設利用率の向上を図る必要がある。 |
有形固定資産減価償却率管路経年化率管路更新率 |
老朽化の状況について老朽化の状況を見ると、有形固定資産減価償却率が類似団体平均よりも高く、資産の老朽化が進んでいることがわかる。また、管路経年化率及び管路更新率が類似団体平均よりも低いが、老朽化に対する再投資が進まず、資産の経年劣化が進行している状況であり、経常収支比率の向上を目指し、適正利益を施設更新に還元することで、施設の健全性を維持向上させる必要がある。 |
全体総括本市の水道事業は令和2年4月より地方公営企業会計へ移行した。平成29年度から組織編制や公金徴収業務の民間委託を行い経営の健全化に努めたが、人口減少や節水意識の向上により、有収水量の大幅な増加が見込めないため、経営状況は一層厳しさを増すことが予想される。今後は、令和5年度に策定した「北杜市上下水道事業経営基本計画」に基づき、財政の健全化を図るとともに、持続可能な事業運営に努める。 |
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