岡垣町:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2020年度)

経営の健全性・効率性について

岡垣町の水道の約85%は地下水で賄われており、類似団体等と比較しても、給水原価は低く抑えられている。また、料金回収率は類似団体を上回っているものの100%を下回っており、適正な料金収入となっていないことから、上下水道事業審議会において料金を改定するよう答申を受け、当初、令和2年10月改定としていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、令和3年10月に延期を余儀なくされた。この料金改定の延期による給水収益見込みの減収分については、国のコロナ対策交付金を活用し一般会計から補てんされた。これにより、経常収支比率が一時的に増加し、類似団体等と比べても高い状況となっている。有収率は前年度から改善されたが、全国平均を下回っているため今後も漏水箇所を早期に発見し、早急に対応する必要がある。令和2年度については、一般会計からの補てん金によって経常収支比率が改善しているが、これは一時的な要因によるものであるため、今後も長期的な財政計画のもと経費の節減に努める必要がある。

老朽化の状況について

有形固定資産減価償却率が昨年度よりも増え、類似団体等に比べても高くなっていることから、資産の老朽化が進んでいると言える。今後も引き続き、現有施設の健全性を適切に評価し、将来における資産の更新需要を把握しながら、重要度・優先度を踏まえた更新投資に取り組む必要がある。

全体総括

水道事業は昭和37年度から供用開始し、既に60年が経過している。施設の老朽化が進んでいる状況であることから、今後も更に更新投資額の増大が見込まれる。令和2年度については、一般会計からの補てん金によって経常収支比率が改善しているが、これは一時的な要因によるものであるため、今後も各種経営指標の推移にも着目し、健全な経営に努める。令和3年10月には水道料金の改定を予定している。

類似団体【A5】

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