岡垣町:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2016年度)

経営の健全性・効率性について

平成18年4月に事務事業の効率性と職員の削減による人件費の軽減を図るため、水道課と下水道課の組織統合を行うなど一般経費の削減に努めている。また、岡垣町の水道の約85%は地下水を水源としており、類似団体等と比較しても原価は低く抑えられている。県内でも比較的低い水道料金で、平成2年度より実質的な料金改定を行わず、効率的な経営に努めてきたが、経常収支比率は100%を超えてはいるものの類似団体や全国平均と比べても低い状況である。また、料金回収率も類似団体等と比較すると割合が低く、100%以下となっており、適正な料金収入になっていないと言える。節水意識の向上や節水機器の普及、大口契約者の使用形態の変更、少子高齢化の進展など水道を取り巻く環境は大きく変化し、給水戸数は伸びても収益は減少しており、今後も長期的な財政計画のもと経費の節減に努める予定である。

老朽化の状況について

管路経年化率は、管種・管材により評価し計画的に更新しているが、類似団体や全国平均と比較すると非常に高い数値となっており、老朽化が進んでいると言える。今後も引き続き、現有施設の健全性を適切に評価し、将来における資産の更新需要を把握し、重要度・優先度を踏まえた更新投資に取り組む必要がある。

全体総括

水道事業は昭和37年度から供用開始し、既に55年が経過している。管路経年化率も高く、施設は老朽化しており、今後、更新投資額の増大が見込まれる。しかし、給水収益は年々減少しており、経常収支比率も100%を超えているものの類似団体等と比較しても低い数値となっている。また、料金回収率も低い水準にあり、今後も各種経営指標の推移にも着目し、健全な経営に努めるとともに、料金の見直しを検討する必要がある。

類似団体【A5】

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