経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は、給水収益などの収益で維持管理費や支払利息等の費用を賄えているかを表しており、122.02%と前年比5.78ポイント上がりました。これは水道料金改定による料金収入の増が影響しています。今後は更新投資や動力費の高騰による費用増加が見込まれますが、健全経営を続けてゆく為に回収率の向上や費用の削減に努めて行きます。③流動比率は、1年以内に支払う債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示しており、193.98%で前年より18.37ポイント上がりました。今後も費用の削減に努めて行きます。④企業債残高対給水収益比率は、給水収益に対する企業債残高の割合を表しており、349.99%と前年より54.95ポイント下がりました。これは借入を最小限度とし償還を進めたことが要因です。今後も適切な投資規模を分析して企業債の削減に努めて行きます。⑤料金回収率は、給水に係る費用がどの程度給水収益で賄えているかを表しており、108.02%と前年より9.87ポイント上がりました。今後も適切な料金収入の確保及び維持管理費の削減に努めて行きます。⑥給水原価は有収水量1㎥あたりにどれだけ費用が掛かっているかを表しており、216.32円と前年より4.77円下がっています。今後も投資の効率化や維持管理費の削減により経営改善に努めて行きます。⑧有収率は、施設の稼働が収益につながっているかを判断する指標であり、84.98%と前年より0.43ポイント下がりました。さらなる漏水等の原因を分析し対策に努めて行きます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は、有形固定資産のうち償却対象資産の減価償却がどの程度進んでいるかを表す指標で、64.36%と前年より1.23ポイント上がりました。今後は財源の確保に努め適切な施設の更新を行います。②管路経年化率は、法定耐用年数を超えた管路延長の割合を表しており、管路の老朽化度合いを示しています。18.75%で前年より4.56ポイント上がりました。今後は計画的かつ効率的に更新に努めて行きます。③管路更新率は、当該年度に更新した管路延長の割合を表しており、管路の更新状況を示しています。0.10%と前年より0.11ポイント下がりました。今後はアセットマネジメントによる老朽度及び重要度等を考慮し,計画的かつ着実に施設更新を行います。
全体総括
水道事業は令和3年3月から水道料金改定を実施し、経営の安定化を図りました。経常収支比率は100%以上の黒字ですが、将来にわたり給水人口の減少等による水需要の減少が見込まれる一方,施設の計画的な更新、災害対応の強化、動力・資材費の高騰など多くの課題を抱えております。今後は、施設の更新、管路耐震化及び老朽管の布設替を進めることで施設の長寿命化に対応し、有収率の向上を図っていきます。また、人口減による有収水量の減少が見込まれることから、広域連携や施設のダウンサイジング等による更なる経営の効率化を検討していく必要があります。