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過疎化による人口減少及び高齢化に加えて、長引く景気低迷による個人・法人関係の減収などの影響から類似団体平均を下回っているため、町税収納率のさらなる向上に努めるとともに、歳出全般にわたり、徹底した見直しを図る。
公債費が年々減少傾向となり、前年度よりも減少して類似団体平均も下回った。今後は小学校の改築、中学校の移転改修などの大規模事業の影響で公債費は横ばいで推移していく見込みであるため、さらに職員構成の適正化による人件費の削減、施設の維持管理費の見直し等により経常経費の削減を図る。
人件費、物件費等の合計額の人口1人当たりの決算額が類似団体平均を上回っているのは、保育園・幼稚園の施設運営や維持管理、町道の維持などを町直営で行っているため。そのため、定年退職者の一部不補充等の採用抑制や維持経費の削減を図る。
類似団体平均を若干上回っているが、国の臨時特例措置がなかった場合の参考値では96.0前後で推移している。職員構成の変化に伴う経験年数階層の変動により、年ごとに数値の増減はあるものの、給与水準の適正化を図っているところであり、類似団体との比較でも同等の水準で推移している。
今後においては、事務・権限委譲の受入れ体制を考慮しなければならないが、定年退職に係る新規採用者の抑制、組織・機構の見直しを実施し、更なる効率的な行政サービスの提供を図る。
類似団体平均を若干上回っているのは、「将来負担比率の分析欄」に記載のとおり過去の積極的な社会資本整備により、普通会計の公債費が平成17年度にピークを迎えたことによるもので、今後においては公債費の償還が年々減少傾向の中、公債費負担適正化計画(平成18~24年度)に基づき、新規地方債の発行を抑制しながら財政の健全化を図る。
類似団体平均を大きく上回っているのは、過去の積極的な社会資本整備による地方債の残高が大きな要因となっているが、公債費の償還が年々減少傾向の中、公債費負担適正化計画(平成18~24年度)により新規地方債の発行を抑制し、収支均衡を考慮しながら財政運営に努める。
類似団体平均と比べて高い水準にあるが、その主な要因として、基幹産業である農林水産業などの第1次産業をはじめ、第2次、第3次産業も含まれる産業形態であり、各分野にわたり担当職員の専任配置が必要となっている。また、保育園・幼稚園を町直営で行っているため、職員数が多くなっている。職員採用を抑制していることで職員の平均年齢が上昇していることも比率の高い要因に挙げられる。
原油高騰に伴う燃料費の増加や施設の維持管理に係る委託料の増があるものの、類似団体平均とほぼ同数値で推移している。今後においても、一層の経費節減に努め、物件費の抑制を図る。
過去の国による景気浮揚施策を背景とした地方交付税の拡大に伴って、当町においても道路整備や下水道、生活館、ごみ処理施設、交流促進施設などの社会資本整備を積極的に行い、その建設財源を起債の発行に求めたことが、類似団体平均と比べて高い水準にある要因として挙げられる。このようなことから、公債費負担軽減のため、平成18年度から24年度まで7年間の公債費負担適正化計画を策定し、ここ数年で着実に好転し、平成24年度で類似団体平均の水準となった。
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