菊川市:簡易水道事業(法適用)

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収集されたデータの年度

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経営比較分析表(2019年度)

経営の健全性・効率性について

経常収支比率及び料金回収率は共に100%を超え、健全な経営状態と言えます。令和元年度は収益面で、消費税増税前の駆け込み需要の反動により新規給水装置工事件数(前年比40%)の減少による収益の減少、費用面では給水管や漏水の修繕の増加により費用の増加が生じました。これらが、経常収支比率が5%程減少に至った要因と想定され、今後の動向を注視していく必要があります。企業債残高対給水収益比率は、全国平均・類似団体平均値を大きく下回っています。借入れに頼ることなく事業投資を行っていますが、その分、流動比率が低い状態です。施設利用率は全国平均・類似団体平均値を上回っているため、適切な規模の水道施設を効率的に利用していると言えます。有収率は前年度に比べ微増となりましたが、類似団体平均値は上回っているものの全国平均では下回っています。引続き漏水調査等を行って、原因究明を進め、早期に修繕や老朽管の更新を実施していく必要があります。

老朽化の状況について

管路経年化率は全国平均・類似団体平均値を下回っていますが、近年上昇傾向です。引続き計画的な管路更新を行っていく必要があります。管路更新率は、全国平均・類似団体平均値を下回っています。長期的かつ計画的な老朽管更新事業を進めていく必要があります。

全体総括

水道事業における主な収入である給水収益は、大幅な減少がなく、ほぼ横ばい状態であり安定した水道事業経営となっています。今後、人口減少による給水収益の減少や老朽化資産の増加が予想されることから、各種業務の外部委託の検討、配水管口径変更などのダウンサイジングによる経費削減を進めます。また、有収率を改善するために定期的な漏水調査を実施し、管路経年化率と管路更新率を改善するため、計画的な管路更新事業を進めます。

類似団体【A5】

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