東温市:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2017年度)

経営の健全性・効率性について

本市の水道は、平成29年度末の給水人口が32,694人の水道施設を管理運営している。昭和42年以降、整備されてきた本市の水道は、老朽化対策や安定的な財政基盤の構築、安全性の向上に根ざした膜ろ過設備の導入や耐震性の向上等を目的として、平成11年度に着手した統合簡易水道事業が、19年の歳月と約190億円の投資により平成29年度に完了した。所期の目的を達成した反面、多額の集中投資により平成29年度決算の企業債未償還残高は約102億で、収益的収支は毎年赤字となっている。その結果は、経営の健全性を示す➀~➅の指標に表れており、➀経常収支比率や➄料金回収率、➅給水原価は類似団体と比べ健全性を欠いた値となっており、現時点で顕著な改善傾向は見られていない。効率性を示す➆施設利用率は類似団体に比べ低いものの、⑧有収率については施設の健全性から良好な値となっている。

老朽化の状況について

比較的新しい施設が多く存在しており、このことは、➀有形固定資産減価償却率や、➁管路経年化率の動向に表れている。➂管路更新率は、次期水道事業計画に基づく計画更新まで、顕著な値とならない予定。

全体総括

平成21年度に策定した東温市水道ビジョンに沿って実施した統合簡易水道事業の成果として、より安全で安定的な供給を実現しているが、減価償却費や企業債償還金等により、短期的な経営改善は困難と言える。今後は、施設の適正管理により長寿命化を図るとともに、4年毎に行っている水道料金の適正化の検討を通じて健全経営に移行する必要がある。また、統合簡易水道事業において未整備の施設や老朽化が懸念される設備の改築更新について、平成32年度を目標に、耐震化や資産管理に基づく東温市新水道ビジョンを策定し計画的な整備に取り組む。

類似団体【A5】

網走市 稚内市 登別市 北斗市 音更町 三沢市 津軽広域水道企業団 久慈市 釜石市 滝沢市 白石市 岩沼市 富谷市 柴田町 亘理町 利府町 能代市 湯沢市 大仙市 新庄市 寒河江市 上山市 東根市 南陽市 喜多方市 二本松市 南相馬市 双葉地方水道企業団 下妻市 常陸太田市 北茨城市 常陸大宮市 坂東市 かすみがうら市 桜川市 行方市 鉾田市 つくばみらい市 小美玉市 東海村 阿見町 矢板市 さくら市 壬生町 芳賀中部上水道企業団 富岡市 玉村町 伊奈町 三芳町 毛呂山町 小川町 上里町 寄居町 宮代町 杉戸町 市原市 鴨川市 富津市 八街市 富里市 いすみ市 八匝水道企業団 三浦市 南足柄市 小千谷市 十日町市 村上市 糸魚川市 五泉市 阿賀野市 魚沼市 魚津市 氷見市 滑川市 砺波市 七尾市 かほく市 能美市 津幡町 富士吉田市 東部地域広域水道企業団 岡谷市 諏訪市 小諸市 駒ヶ根市 中野市 瑞浪市 恵那市 瑞穂市 本巣市 海津市 熱海市 御前崎市 菊川市 伊豆の国市 牧之原市 函南町 長泉町 吉田町 新城市 高浜市 岩倉市 あま市 蟹江町 武豊町 幸田町 亀山市 いなべ市 菰野町 高島市 愛知郡広域行政組合(事業会計分) 精華町 島本町 熊取町 赤穂市 西脇市 小野市 加西市 篠山市 朝来市 宍粟市 加東市 猪名川町 稲美町 播磨町 太子町 葛城市 田原本町 広陵町 倉吉市 浜田市 益田市 大田市 安来市 雲南市 斐川宍道水道企業団 笠岡市 井原市 備前市 瀬戸内市 赤磐市 浅口市 三次市 萩市 光市 長門市 小松島市 吉野川市 阿波市 藍住町 善通寺市 さぬき市 八幡浜市 西条市 大洲市 伊予市 西予市 東温市 松前町 南国市 田川市 八女市 筑後市 大川市 古賀市 嘉麻市 みやま市 宇美町 篠栗町 志免町 新宮町 粕屋町 岡垣町 苅田町 武雄市 西佐賀水道企業団 島原市 平戸市 対馬市 五島市 雲仙市 長与町 八代市 人吉市 菊池市 宇城市 益城町 日田市 臼杵市 宇佐市 指宿市 日置市 曽於市 志布志市 奄美市 南九州市 石垣市 南城市 読谷村 西原町