南国市:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2016年度)

経営の健全性・効率性について

料金収入の増収等により経常収支比率が約4ポイント上昇し、類似団体平均値を上廻る結果となった。長期間にわたり経常収支比率が100%を超過していることから現在の経営状況としては良好な状態にあるといえる。ただし、企業債残高対給水収益比率が高い傾向があるため、管路の更新率の状況や耐震化投資が今後も継続することを考慮すると、将来的に企業債償還額が経営を圧迫することにならないよう留意する必要がある。(施設利用率のH27数値は58.21になるので類似団体平均値とほぼ同じ水準である。)

老朽化の状況について

H26以前の管路経年化率は0ではなく、H27とほぼ同じ数値で推移しており、同規模都市平均と比較した場合、管路の老朽化が進んでいることがわかる。一方で管路更新率は類似団体平均値を下回っていることから効率的に更新投資を行っていく必要がある。なお、H26以降の有形固定資産減価償却率の増加は会計制度の見直しによりみなし償却制度を廃止したためである。

全体総括

経営状況としては良好であるが、有収率が類似団体平均値より低くなっており、管路の老朽化が進んでいることがその大きな要因と考えられる。今後、人口減少等により収益性が低下していくなかで老朽管路の更新や耐震化等の投資を進めていく必要があることから将来的な需要予測を踏まえた投資計画に基づいて管路更新率と有収率の向上を図る必要がある。

類似団体【A5】

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