吉野町国民健康保険吉野病院 簡易水道事業(法適用) 農業集落排水施設 公共下水道 簡易水道事業(法適用) 特定環境保全公共下水道
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過疎化・少子高齢化に加え、長引く景気低迷による本町の主要産業である木材関連産業の不振により税収が伸びず、依然として地方交付税等の依存財源が歳入の約70%を占めている状況である。町域の約8割が森林であり、工業団地を持たない本町では大規模な立地適地がなく、交通状況も不便であるが、吉野というブランドイメージと自然環境をアピールし、町独自の優遇制度導入を行い企業誘致を推進するとともに地場産業を育成し、定住促進施策の充実を図り、より一層自主財源の確保に努める。
対前年度比、1.2%上昇し、98.2%となった。このことは、町の財政状況が柔軟性を欠き、硬直化傾向にあることを表している。収入の減少に対して、町政運営のスリム化が遅れていると考える。「吉野町第2次行財政改革大綱」並びに「吉野町第2次行財政改革プラン」を滞りなく実施し、経常収支比率の改善を目指す。
平成20年度以降、上昇傾向にある。主な要因は、人口の減少に比して、人件費、物件費、維持補修費が上昇傾向にあるためである。特に人件費については、退職者不補充等継続実施しているものの、本町組織の職員年齢構造の硬直化により、平成27年度までは、更に増加する見込みがある。「定員適正化計画」及び「吉野町第2次行財政改革大綱」に沿って、コスト低減に取り組んでいく。
対前年度比、0.6減少し91.8となった。前年度に比べほぼ横ばいとなっており、類似団体平均値を下回っているが、当該地域の厳しい実体経済の現状を踏まえ、その水準は高いとも言われている。引き続き、諸情勢の変化に応じた見直しを行っていく。
対前年度比、0.44人の微増である。人口の減少に応じた組織のスリム化が進んでいない現状である。職員数削減の取り組みを進める一方で、持続可能な組織の年齢構成バランスを確保するため、新規職員の採用も欠かせない状況にあり、横ばいの状況が続いている。この状況を踏まえつつ、本町の10年先を見据えて、更なる行政経営の実効性を伴う、効率の良い質の高い組織へと移行することを目標に取り組みを進めているところである。
対前年度比1%改善し、8.7%となった。しかし、平成26年度以降も、標準財政規模が減少することが見込まれるため、数値も今までの様な減少は期待できず、横ばいあるいは、微増が予測される。
対前年度比6.3%悪化し、79.3%となった。依然として類似団体内では、高い状況である。一般会計においては、平成28年度まで地域医療の広域連携による事業の財源として、また、簡易水道事業特別会計では、平成28年度まで大規模な簡易水道の整備の財源として多額の地方債発行の予定があり、比率の上昇が予測されるが、過度な地方債発行により、将来世代への過重な負担をもたらすことのないよう工法・設備・備品等について総点検を行い、比率上昇を抑制していく。
対前年度比、0.2%上昇し、27.4%となった。退職者不補充等を実施しているものの、本町組織の年齢構造の硬直化により、人口規模、歳入減少に応じた組織のスリム化が遅れている。定員適正化計画の見直し、人事評価制度の運用などにより、人事管理制度改革、組織機構改革を行い人件費抑制に努める。
対前年度比、0.8%上昇し、8.9%となったが、類似団体内では、4/91位と低水準である。平成23年度から「吉野町第2次行革プラン」に取り組んでいる。また、事務事業評価制度も本格稼働させたところであり、更なる経常的な物件費の抑制に向け取組強化を行う。
対前年度比、0.2%上昇し、2.6%となった。平成23年7月から、子育て支援施策として、子ども医療費助成を中学卒業まで拡充を行った。また、本町の高齢化率は、平成26年度末で、43.4%と極めて高い状況であり、今後も社会保障費への負担は増加する見込である。以前から類似団体平均値を下まわっているものの、容易に縮小できない経費であり、保険・医療・福祉の連携による負担費抑制への取組みを行い比率上昇を抑制していく。
対前年度比、0.4%増加し、15.4%となった。増加した主な要因は、簡易水道特別会計への繰出金が増加したことによるものである。今後は、特に高齢化に伴う介護・後期会計への繰出金増加が見込まれ一般会計にとって大きな負担となることが危惧される。
対前年度比、0.6%増加し、26.3%となった。類似団体内順位でも88/91と高い水準である。類似団体平均に比べ高い水準で推移している要因は、福祉・衛生・消防・戸籍の共同事務における一部事務組合への負担金、南和広域医療組合への負担金、町立吉野病院への負担金が大きいことがあげられる。本年度以降についても、観光協会拡充に伴う補助費等が増加することに伴う比率の上昇が予測される。
対前年度比、0.8%減少し、17.8%となった。上昇した主な要因は、分母の経常一般財源収入の減少によるものである。公債費については、平成28年度までは年々減少するが、平成26年度以降多額の起債発行の予定があり平成28年度以降、平成32年度まで増加することが見込まれている。過度な地方債発行により過重な負担をもたらすことのないよう工法・設備・備品等について総点検を行い、比率上昇を抑制していく。
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