農業集落排水施設 簡易水道事業(法適用) 簡易水道事業(法適用)
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人口減少と全国平均を上回る高齢化率(平成27年度末35%)の上昇傾向は常態化しているが、町民税個人分の増収等により基準財政収入額が若干の上昇傾向にあることなどから、前回に比して0.1ポイント上昇したものの、依然、類似団体平均を下回って推移している。引き続き人件費抑制に努め、指定管理者制度や民間委託等の積極的な導入拡大による歳出削減を図りつつ、施設使用料の有料化、使用料の見直し、徴収率の向上を図ることにより歳入確保に努める。
平成16年度から実施した経常経費の削減(平成16・平成17:10%、平成18:5%、平成19:3%)により類似団体平均を下回って推移している。平成27年度決算においては、地方税や地方交付税等が収入増となったが、一方で平成23年度より実施した小学校統合校舎建設に伴う借入金の償還開始などにより公債費が上昇したことから、前年と比べ0.5ポイントの減少となった。今後も、指定管理・民間委託の積極導入と人件費抑制を図るなど、さらなる経常経費の削減に努める。
人件費については定員管理等を徹底し人件費総額を抑制することとしている。物件費等を合わせた当該ポイントは、前年比では若干減少しているが、類似団体と比較すると依然高い数値を示している。要因として、施設の維持補修費や管理経費の増加などであるが、これらについては、指定管理や民間委託の推進を始め施設管理全般についての見直しを進めているところであり、将来に亘って減少することを見込んでいる。
新規採用抑制等により類似団体を若干下回る水準となっている。今後も、定員適正化計画に基づき最小限の退職者補充を基本とし、指定管理者制度の導入、民間委託等を推進するなかで適正水準を維持するよう努める。
国営事業負担金償還(平成19年度)及び耐震診断の結果から早急に改築をすることとした小学校統合校舎建設(平成23~平成24)・中学校校舎建設(平成24~平成25)・特別養護老人ホーム建設(平成26~平成27)に伴う起債により、元利償還金の増加による比率の上昇が見込まれるが、過去の大型事業による既発債の償還が随時終了していくことから、一時的な上昇はあるものの同水準で推移すると見込まれる。引き続き、事業実施に当たっては緊急性・優先度を的確に把握し、発行抑制を進めながら起債に大きく頼ることのない財政運営にあたる。
職員数の減による退職手当負担見込額の減少が見られたが、前年と比べ6.0ポイント比率が悪化した。主な要因としては、平成26年度から実施した特別養護老人ホーム建設事業に伴う過疎債の借入増、また、斜里郡3町終末処理事業組合への組合負担等見込額の増があげられる。次年度以降、多額の起債借入を伴う新たな大型事業は予定していないが、不急・不要な事業の精査を徹底した上で、地方債発行の抑制(原則、当該年度元金償還額以内)等により、将来負担の抑制に努める。
類似団体と比較すると、人件費に係る経常収支比率は低くなっているが、その要因として、これまで町直営で行ってきた行政サービスの提供主体を指定管理者制度の導入などにより民間への移行を推進してきたことによるものである。人件費については、引き続き指定管理者制度や民間委託等の積極的な導入拡大による歳出削減を図りつつ、定員管理等を徹底し人件費総額の抑制に努める。
前年に比べ類似団体平均との差は減少したが、依然として高い水準にある。この要因としては施設の指定管理者制度の導入、民間委託化の推進により職員人件費から委託料(物件費)へのシフトのためである。今後においては、これら指定管理者への管理料等の妥当性の検討及び委託料の見直し等による支出抑制を図るなど、適正な制度運営を実施することにより比率の減少が見込まれる。
補助・単独事業ともに負担が少なく類似団体平均に比べ低水準で推移している。今後においては、高齢化や少子化対策などにより負担が増加していくことが見込まれることから、適正な制度運用により過度の財政負担が生じないよう努める。
その他に係る経常収支比率は類似団体と同様に推移している。前年と比べ1.1ポイントの改善が見られる。この要因は前年と比較して維持補修費が減少したためであるが、今後においては施設の老朽化等により維持補修費は増加傾向に転じることが予測されるため、施設の維持補修については計画的に取り組むよう努める。また、他会計への操出金は今後においても、国民健康保険事業会計への赤字補填的な繰出金が生じることが懸念されるが、健康診断や人間ドックの勧奨など疾病予防対策の実施により、医療費の抑制を図り国民健康保険事業会計の財政健全化に努める。
類似団体平均に比べ低水準で推移しているが、引き続き各種団体に対する補助金について交付の可否判断においては、各種団体の収支状況を確認するとともに剰余金の額の把握に努めるなど、不適な補助金は廃止するなど適宜改善に努める。
国営事業負担金償還(平成19年度)及び耐震診断の結果から早急に改築をすることとした小学校統合校舎建設(平成23~平成24)・中学校校舎建設(平成24~平成25)・特別養護老人ホーム建設(平成26~平成27)に伴う起債により、元利償還金の増加による比率の上昇が見込まれるが、過去の大型事業による既発債の償還が随時終了していくことから、一時的な上昇はあるものの財政運営にあたっては、健全な比率で維持できると判断している。引き続き、事業実施に当たっては緊急性・優先度を的確に把握し、発行抑制を進めながら弾力性のある財政運営に努める。
前年に比べ1.0ポイントの改善がみられるが、この要因として維持補修費を除いては各項目における経常経費が増となっているものの、地方税や地方交付税等の収入も増となったためである。引き続き、不要不急の事業の凍結や行財政改革の推進をするとともに、しっかりとした財政規律を堅持した行政運営に努める。
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