南国市:簡易水道事業(法適用)

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

長期に亘り経常収支比率が100%以上、かつ累積欠損金比率が0%になっている。また、他会計からの繰入金がなく、健全な経営状況を維持している。しかし、昨年度に引き続き企業債残高対給水収益比率が高い傾向にあるので、企業債の未償還残高の増加を抑制しつつ、給水収益の確保及び更なる費用削減が必要になる。なお、平成26年度以降の流動比率が減少したのは、会計制度の見直しにより、企業債が資本から負債に移行したためである。(施設利用率のH27数値は58.21になるので、同規模都市平均の数値とほぼ同じである。)

老朽化の状況について

H26までの管路経年化率は0ではなく、実際はH27とほぼ同じ数値で推移しており、同規模都市平均の数値と比較した場合、管路の老朽化が進んでいることがわかる。なお、平成26年度以降の有形固定資産減価償却率が増加したのは、会計制度の見直しにより、みなし償却制度を廃止したためである。

全体総括

経常収支比率が良好な経営状況であることを示唆しているが、有収率が向上しないことが長期に亘る課題となっており、それには老朽化した管路を更新していく必要がある。しかしながら、管路更新率が同規模都市平均より低い上に、昨年度よりも低下しており、老朽化対策等投資の増加が来年度以降の喫緊の課題となっている。

類似団体【A5】

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