経営の健全性・効率性について
・収益的収支比率一般会計からの繰入金に寄るところが大きいため、総費用を抑える等の経営努力を続けていく必要がある。・企業債残高対事業規模比率類似団体と比較すると、指標は低いが、これは一般会計負担に寄るため。・経費回収率汚水処理原価類似団体と比較すると低いが、現在の使用料金で維持管理費が十分に賄えていない・水洗化率今後も浄化槽設置の普及を続けていく必要がある。
老朽化の状況について
当町では公共下水道事業との均衡を考え、市町村設置型で浄化槽を整備するとともに、個人設置型浄化槽の継承も実施している。そのため、町が随時ブロワの故障や新品交換などの維持管理を行っており、今後増大する場合に備え、浄化槽の設備回復・予防保全のための修繕の平準化を図り、計画的かつ効率的な維持修繕等を取り組んでいく必要がある。
全体総括
当町の浄化槽事業については、使用料金だけでは維持管理できていない状況であるため、平成29年3月に策定した下水道事業経営戦略に基づき、できる限りコストを抑えた計画的かつ効率的な浄化槽の維持管理を行い、安定した財源の確保ができる取組を継続して実施していく必要がある。