事業・施設概要
| 都道府県 | 愛媛県 | 経営主体 | 鬼北町 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 特定地域生活排水処理 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | K2 |
| 行政区域内人口 | 8,993人 | 現在処理区域内人口 | 1,486人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 1,486人 | 現在処理区域面積 | 28ha |
| 晴天時現在処理能力 | 837m³/日 | 下水管布設延長 | 0km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
設置基数の増加により、年々処理区域人口は増加している。例年浄化槽の基数が増え、使用料収入は増加している。しかし、有形固定資産減価償却率が高いことから分かるとおり、施設の老朽化が進んでいるため、毎年多額の修繕費を計上している。今後老朽化に伴い、修繕に関する費用が更に増えていくことが見込まれる。流動比率が100%を下回っているが、これは建設改良費に起債を充てているためである。しかし、現預金が少なく、補助金ありきの経営になっているため、資金繰りには今後も注意していく必要がある。なお、流動比率改善の要因として、前年度決算において利益を計上したことが上げられる。
老朽化の状況について
平成15年度から事業を開始して現在まで、老朽化による浄化槽の破損が見られる。一般的に、合併処理浄化槽の耐用年数は、およそ30年以上とされているが、経年劣化により、槽内の部品等の破損がみられるものも発生している。部分的な修繕により不具合は解消されており、浄化槽本体を交換するなど事案は発生していない。また、本体以外のブロアなどの、経常的な修繕に加え、設置後10年を経過した浄化槽が多くなり、高額な修繕(ブロワや放流ポンプの交換)が発生している。設置基数の増加と老朽化に伴い、今後も修繕費用が増加することが見込まれる。ブロワの故障は、過去の修繕履歴を参照し、経過年数に応じて、新品交換するか、修繕を行うかを決定している。
全体総括
令和5年度から、鬼北町の特定地域生活排水処理事業(浄化槽事業)は、農業集落排水事業と統合し、鬼北町下水道事業会計として、公営企業会計に移行した。今後、老朽化や物価高騰が進み、維持管理に係る費用が更に増加することが見込まれる。現在の使用料金体系は、一戸に住んでいる人数により決定する。当町は人口減少が著しいことから、経費回収率が悪化していくことが予測されるため、使用料の見直しを行う必要がある。社会情勢を考慮した経営分析を行い、料金改定の必要があるかを精査するとともに、今後も浄化槽の適正な維持管理を行う。
経営状況
収支構造
総額4,685.1万円
総額4,496.6万円