岩沼市:末端給水事業
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04:宮城県
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岩沼市:末端給水事業
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経営比較分析表(2014年度)
経営の健全性・効率性について
経営成績及び財政状況は正常であり、類似団体と比較しても平均的である。企業債残高対給水収益比率は、現在緩やかな減少傾向となっているが、今後、管路更新を行うための企業債借入が増加することが予想され、将来的に更新財源に不足が生じる可能性があるため、長期的な財政見通しに基づく計画的な事業運営に努めていく。料金回収率が平成26年度において100%を割っているが、これは放射性物質を含む浄水汚泥の処分関連費用が発生し、費用が大きく増加したことによるものである。施設の利用率は平均よりも低い状況となっているが、市内の水需要を仙南・仙塩広域水道からの受水と自己水源(比率は概ね7:3)で賄っていることから、受水量によって、施設利用率が決まってくるものである。また、受水量は県及び受水市町との覚書で5年ごとに定めているものであるため、受水量を減少(=自己水源分を増加)させて、施設利用率を直ちに改善できるというものではない状況である。有収率は、全国平均と同程度で、毎年概ね横ばいで推移しているため、今後も継続した漏水調査などにより、有収率の維持・向上を図るものである。
老朽化の状況について
当市の水道事業は、管路経年化率が類似団体・全国平均よりも高く、施設の老朽化が進んでいる一方、管路更新率が低い状態である。今後、経年化が進むと、漏水事故やそれに伴う断水などの恐れが高まるため、管路更新を計画的かつ、現在よりも高い更新率で行うことで、安全・安心な水が供給できるよう努力していく。
全体総括
経営上の数値は、現時点においてはそれほど深刻な数値となってはいないが、今後、施設や老朽管の更新が増えてくることを考慮すると、将来的に多額の資金が必要となるため、アセットマネジメント等により、管路及び施設の更新と財政の両方を見据えながら、中長期的に安定した事業運営に努めていく。
地方財政ダッシュボードについて
本ウェブサイトは、地方公共団体の財政に関するオープンデータのうち再利用困難なものを収集・整理し、
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