養老町:公共下水道

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経営比較分析表(2015年度)

経営の健全性・効率性について

収益的収支比率や経費回収率が100%を下回っていることから、単年度の収支が赤字であり、汚水処理に係る費用が使用料以外の収入により賄われている状況です。また、企業債残高対事業規模比率について、当町は0%となっていますが、使用料以外の収入で全額を負担しているためです。水洗化率については人口減少や高齢化などの理由により水洗化率が伸び悩み、また、地形的要素により多くのマンホールポンプが存在し、管渠の範囲も広範囲に広がっているため、類似団体より維持管理費や修繕費が増加傾向にあると考えられます。今後、経営の健全性を図るためには、適正な使用料収入の確保及び汚水処理費の削減が必要だと考えられます。

老朽化の状況について

下水道管については、法定耐用年数(50年)を超えたものはなく(最長21年経過)、当面のところ更新する必要はありませんが、耐用年数が短い電気・機械設備については、目標耐用年数を設定し、優先度の高いものから更新等の対策が必要です。

全体総括

現時点で経営の効率性、財務の健全性はについて健全であるとは言いがたいです。今後は電気・機械設備の更新が必要となってくるために、維持管理費や修繕費の増加が予測されます。経営健全化のため、毎年行っている下水道への未接続世帯に対し戸別訪問を継続するなど、水洗化普及活動に尽力し、水洗化人口及び有収水量の増加を目指していく必要があります。また、更なる経費節減や、使用料の改定について検討していく必要があると考えられます。

類似団体【Cc2】

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