那珂川市

地方公共団体

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地方公営企業の一覧

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収集されたデータの年度

2022年度 2021年度 2020年度 2019年度 2018年度 2017年度 2016年度

指定団体等の指定状況

財政健全化等財源超過首都近畿中部過疎山振低開発指数表選定

人口の推移

産業構造

財政比較分析表(2022年度)

財政力

財政力指数の分析欄

令和4年度は0.70%であり、令和3年度と比較して0.01ポイント減少している。これは、令和4年度単年度分の財政力指数が0.701と、前年と比較し減少している。その要因は、財政力指数が直近3か年を平均した数値であり、令和元年度の財政力指数が0.728、令和4年度は0.701と比較し低い数値となったことにある。今後も財政基盤強化のため、定住人口増加策等の取り組みを行い収入額増加にさらに取り組んでいく。

類似団体内順位:51/108

財政構造の弾力性

経常収支比率の分析欄

令和4年度は90.9%であり、令和3年度と比較して4.4ポイント増加している。歳出・歳入ともに減少しているが、歳入のうち臨時財政対策債の発行可能額が大幅に減少し、併せて経常的な収入も減になったことによるものである。今後も歳入の増に頼らず適正な収支バランスを保つことができるよう、歳出事業については見直しを継続し、経費削減に努める。

類似団体内順位:40/108

人件費・物件費等の状況

人口1人当たり人件費・物件費等決算額の分析欄

令和4年度は125,115円であり、令和3年度と比較して4,029円増加した。これは、物件費のうち特に電力・ガス・食料品等価格高騰対策緊急経済支援事業費および新型コロナウイルス感染症対策緊急経済支援事業費(住民税非課税世帯等)が増となっていることなどが主な要因である。今後も適切に業務の効率化を行い、計画的な財政運営に努める。

類似団体内順位:45/108

給与水準(国との比較)

ラスパイレス指数の分析欄

令和4年度は100.3と、令和3年度の98.2と比較し2.1ポイント増加している。国家公務員に準拠し対応しているが、経験年数階層の変動により職員の分布が変わったことが主な要因である。今後も国の動向や他自治体の状況等を踏まえ、給与制度の運用や水準の適正化に努める。

類似団体内順位:89/108

定員管理の状況

人口1,000人当たり職員数の分析欄

令和4年度は5.00人と、令和3年度と比較して0.08ポイント増加している。職員数としては3名増加し、住民基本台帳人口が234人減していることにより、指数は増加している。今後も住民サービスを低下させることなく、定員適正化計画に基づいた適正な人員配置となるよう努める。

類似団体内順位:13/108

公債費負担の状況

実質公債費比率の分析欄

令和4年度は7.5%と、令和3年度と比較して0.1ポイント増加している。これは、令和4年度は実質公債費比率の構成要素のうち、「分子」にあたる実質的な公債費負担額が令和3年度と比較して増加し、さらに「分母」である標準財政規模は減少したためである。今後は、公共施設の更新や長寿命化等に伴う事業の増加が見込まれるため、より事業の必要性・緊急性を精査し、地方債の発行を最小限に止めることで、健全な財政運営に努める。

類似団体内順位:76/108

将来負担の状況

将来負担比率の分析欄

将来負担比率は-%であり、類似団体の中で最も健全性が高い。これは、地方債残高の増加を必要最小限に止め、将来の公共事業等の財源のために、計画的な基金の積立を行っていることが要因である。今後もこの状況を堅持できるよう、計画的な財政運営に努める。

類似団体内順位:1/108

経常経費分析表(経常収支比率の分析)(2022年度)

人件費

人件費の分析欄

令和4年度は21.2%と令和3年度と比較して0.7ポイント増加している。これは、職員数が3名増となったことにより経常的にかかる職員給与費が増額となったためである。今後も定員適正化計画に基づいた適正な人員配置となるよう努める。

類似団体内順位:20/108

物件費

物件費の分析欄

令和4年度は19.3%と令和3年度と比較して1.1ポイント増加している。これは、中学校給食運営事業費が令和3年度と比較して12百万円の増額となったこと等によるものである。今後は、行政事務の外部委託による効率化や、物品購入や施設維持管理に要する経費の更なる節減に努める。

類似団体内順位:88/108

扶助費

扶助費の分析欄

令和4年度は15.0%と令和3年度と比較して1.1ポイント増加している。これは、施設型給付事業費(認定こども園運営費給付金)、障害児通所支援事業費(放課後等デイサービス費)等が前年度よりも増額となったためである。今後も少子高齢化等に伴う社会保障経費が増加する見込みであることから、扶助費の推移をより一層注視していく。

類似団体内順位:91/108

その他

その他の分析欄

令和4年度は12.1%と令和3年度と比較して1.1ポイント増加している。特別会計への繰出金では、後期高齢者医療特別会計が増加しており、扶助費と同様に社会保障経費の増加傾向と連動するものであるため、今後もその動向に注視していく。

類似団体内順位:36/108

補助費等

補助費等の分析欄

令和4年度は10.9%と令和3年度と比較して0.3ポイント減少している。これは、可燃ごみ処理費等における経常的な経費が減額となったことによるものである。今後も効果が最大限発現されているか各補助金等の交付基準に基づいて、適正な審査・執行に努める。

類似団体内順位:42/108

公債費

公債費の分析欄

令和4年度は12.4%と令和3年度と比較して0.7ポイント増加している。これは、償還額に対して得られる特定財源の充当額が減額となったことや、償還額そのものが増額となったためである。今後は公共施設の更新や長寿命化等に伴う事業の増加が見込まれるため、より事業の必要性、緊急性を精査し、地方債の発行を最小限に止めることで、健全な財政運営が行えるように努める。

類似団体内順位:38/108

公債費以外

公債費以外の分析欄

令和4年度は78.5%と令和3年度と比較して3.7ポイント増加している。今後も財政構造の弾力性を高めていくため、行政改革を推進し経費削減に努める。

類似団体内順位:56/108

目的別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

議会費

労働費

消防費

諸支出金

総務費

農林水産業費

教育費

前年度繰上充用金

民生費

商工費

災害復旧費

衛生費

土木費

公債費

目的別歳出の分析欄

令和4年度の民生費は、住民1人あたり178,755円で前年度と比較して22,378円減少している。これは、生活保護費、および施設型給付事業費(私立保育所運営業務委託料)が前年度と比べて減額となったためである。衛生費については、住民1人あたり41,077円で前年度と比較して6,910円増加している。これは、令和4年度に実施した国の支援策である電力・ガス・食料品等価格高騰対策緊急経済支援策として、省エネ家電等買換促進事業を実施した結果、増額となったためである。教育費については、住民1人あたり47,894円と前年と比較して22,033円減少している。これは、令和3年度に実施した就学援助費(小学校就学援助費、中学校就学援助費)が減額となったためである。今後も、少子高齢化に伴う社会保障費の増額や、公共施設の老朽化に伴う更新、長寿命化対策等に要する費用の増額等が見込まれるため、これまで以上に必要性、緊急性を精査し、健全な財政運営に努める必要がある。

性質別歳出決算分析表(住民一人当たりのコスト)(2022年度)

人件費

補助費等

災害復旧事業費

投資及び出資金

物件費

普通建設事業費

失業対策事業費

貸付金

維持補修費

普通建設事業費(うち新規整備)

公債費

繰出金

普通建設事業費(うち更新整備)

積立金

前年度繰上充用金

性質別歳出の分析欄

令和4年度の扶助費は、住民1人あたり120,649円で令和3年度と比較して21,311円減少している。これは、生活保護費、施設等給付事業費や児童手当事業費などの各事業が減額となったためである。補助費等については、住民1人あたり50,098円で、令和3年度と比較して17,402円増加している。これは、令和4年度に実施した国の補助金を活用して行った支援策として電力・ガス・食料品等価格高騰対策緊急経済支援事業費、新型コロナウイルス感染症対策緊急経済支援事業費(住民税非課税世帯等)などの実施により大幅な増額となったためである。普通建設事業費では、新規整備に係る費用・更新整備に係る費用について、事業の実施内容が年度毎に異なるため令和4年度は減額となっている。(住民1人あたりの普通建設事業費・うち新規整備18,461円の減額、普通建設事業費・うち更新整備3,435円の減額)今後も、少子高齢化に伴う社会保障費の増額や、公共施設の老朽化に伴う更新、長寿命化対策等に要する費用の増額等が見込まれるため、これまで以上に必要性、緊急性を精査し、健全な財政運営に努める必要がある。

実質収支比率等に係る経年分析(2022年度)

分析欄

財政調整基金残高の標準財政規模比については、令和4年度は18.89%と令和3年度と比較して2.50%の増加となっている。当該基金残高は令和4年度1,982百万円と令和3年度の残高1,751百万円と比較して231百万円の増額となっており、取崩額よりも積立額が大きくなったことによるものである。なお、実質収支額は令和3年度と比較して0.65ポイント減少している。今後は税収増の取り組みと、継続して歳出額の抑制を図り健全な財政運営に努める。

連結実質赤字比率に係る赤字・黒字の構成分析(2022年度)

分析欄

一般会計及び特別会計は全て黒字で推移しているが、黒字額が減少しているため、全体的な比率は令和3年度と比較して減少している。各特別会計については今後も、市内の高齢化率が高まるとさらに黒字額が減額となることが予測される。そのため、今後も選択と集中による健全な財政運営を行っていく必要がある。

実質公債費比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

元利償還金等は、平成30年度から増額傾向となっている。債務負担行為に基づく支出額等は、令和4年度は207百万円と令和3年度の193百万円と比較して14百万円の増額となっている。今後も、公共施設の更新や長寿命化等に伴う事業の増加が見込まれるため、より事業の必要性、緊急性を精査し、地方債の発行を最小限に止めることで、健全な財政運営が行えるように努める。

分析欄:減債基金

該当なし

将来負担比率(分子)の構造(2022年度)

分析欄

令和4年度の一般会計等に係る地方債の現在高は13,327百万円であり、令和3年度の14,005百万円と比較して678百万円の減額となっている。これは、発行額が起債の償還額よりも下回ったためである。また、充当可能財源のうち充当可能基金については、令和4年度は7,464百万円と、令和3年度の7,216百万円と比較し、248百万円の増額となっている。これは、予算編成上の財源調整としての取り崩しが発生せず、積立額が取崩額を上回ったためである。しかしながら、今後実施予定である事業費の財源として、地方債の発行額が増加していく見込みであるため、必要最小限に止め計画的な財政運営を行っていくことで、健全な財政状況を維持していく必要がある

基金残高に係る経年分析(2022年度)

基金残高合計

基金全体

(増減理由)・令和4年度の基金全体残高は、7,718百万円と令和3年度の7,472百万円と比較して246百万円の増額となっている。これは、財源調整基金において予算編成上の財源調整としての取崩が発生しなかったこと、ふるさと応援基金について寄附額が増額となったことで、積立額が取崩額を上回ったためである。(今後の方針)・運用益並びに計画的な原資の積立も行っていく。

財政調整基金

財政調整基金

(増減理由)・令和4年度の財政調整基金残高は、1,982百万円と令和3年度の1,751百万円と比較して231百万円の増額となっている。これは、予算編成上の財源調整としての取崩が発生せず、運用益等の積み立てのみの動きとなったためである。(今後の方針)・基金運用益の積み立てを行う。・財政調整基金の残高は、近年突発的に発生する災害対応や予測不能な社会環境への対応に備え原資の積み立ても行う。

減債基金

減債基金

(増減理由)・令和4年度の減債基金残高は、1,184百万円と令和3年度の1,352百万円と比較して168百万円の減額となっている。これは、令和3年度に公債費の償還のための当該基金の取り崩しが発生しなかったが、令和4年度は公債費の増加傾向をふまえて取崩を行ったためである。(今後の方針)・基金運用益の積み立てを行う。

その他特定目的基金

その他特定目的基金

(基金の使途)・退職準備積立金:特別職職員並びに一般職職員の退職手当に充てる。・公共施設等整備基金:公共施設の計画的な整備に要する事業費に充てる。・ふるさと応援基金:子育て支援に関する事業費、子どもの教育環境の充実に関する事業費、自然と歴史に触れあう場の整備に関する事業費、協働のまちづくりの推進に関する事業費等に充てる。・社会体育施設整備基金:社会体育施設の用地取得及び整備資金に充てる。・土地開発基金:公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために取得する必要のある土地の取得資金に充てる。(増減理由)・ふるさと応援基金:令和4年度の当該残高は、779百万円と令和3年度の623百万円と比較して156百万円の増額となっている。これは、ふるさと応援寄附金の増額により積立額が、事業費の財源として取崩を行った金額を上回ったためである。・退職準備積立基金:令和4年度の当該残高は、1,455百万円と令和3年度の1,483百万円と比較して28百万円の減額となっている。これは、当該年度中に退職した職員分の手当額の財源として取崩を行った金額が積立額を上回ったためである。(今後の方針)・退職準備積立基金:退職手当負担見込額を確保できるよう、計画的に積立を行う。

公会計指標分析・財政指標組合せ分析表(2021年度)

有形固定資産減価償却率

有形固定資産減価償却率の分析欄

令和3年度の有形固定資産減価償却率は、49.7ポイントで類似団体内平均値と比較し13.5ポイント少ない値である。これは、他団体に比べ減価償却が進んだ資産が比較的少ない傾向にあることや、これまでに学校等の長寿命化対策を計画的に実施してきたことが挙げられる。しかしながら、減価償却が進んだ資産も多く保有していることから、今後も財政状況を踏まえ適切に維持更新していく必要がある。

類似団体内順位:9/103

(参考)債務償還比率

債務償還比率の分析欄

令和3年度は、新型コロナウイルス関連の交付金の増に伴う決算剰余金の増により、令和2年度と比較して190.2ポイント改善している。また、これまでの計画的な基金積立により、基金残高が類似団体と比較して高く、債務償還比率は類似団体内平均値より低くなっている。しかしながら、今後も公共施設更新や長寿命化等の地方債を財源とする事業の増加が見込まれるため、引き続き基金の計画的な運用や事業精査による公債費の抑制を図り、健全な財政運営に努める。

類似団体内順位:15/108

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び有形固定資産減価償却率の組合せによる分析

令和3年度の有形固定資産減価償却率は、類似団体内平均値を下回っているが、本市における推移は増加傾向にある。将来負担比率は「-%(数値なし)」であり、新たな地方債の発行を必要最小限にとどめ、将来の公共事業等の財源のために、計画的な基金の積立を行ってきたことが要因である。今後は、公共施設の老朽化に対応する維持更新や地方債を財源とする大型事業の実施が見込まれること等を踏まえ、将来の財政的な負担を抑制しつつ公共施設等総合管理計画に基づいた適切な維持管理に努める。

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

分析欄:将来負担比率及び実質公債費比率の組合せによる分析

実質公債費比率(3か年平均)は、令和3年度が7.4%で令和2年度と比較して0.6ポイント増加している。これは、単年度の実質公債費比率自体は昨年度と比較して減少している(8.01%→7.00%)が、令和2年度の3か年平均値に含まれていた平成30年度数値が5.20%と低かったことから、平均値として増となっていることが要因である。今後も公共施設の更新や長寿命化等の地方債を財源とする事業の増加が見込まれるため、事業の必要性や緊急性を精査し、公債費の抑制等を図ることで、健全な財政運営に努める。

施設類型別ストック情報分析表①(2021年度)

道路

橋りょう・トンネル

公営住宅

港湾・漁港

認定こども園・幼稚園・保育所

学校施設

児童館

公民館

施設情報の分析欄

令和3年度に岩戸幼稚園及び中央公民館の施設整備を行っているため、「認定こども園・幼稚園・保育所」及び「公民館」の減価償却率はやや改善が図ることができた。またその他各施設における有形固定資産減価償却率は類似団体内平均値と比べ概ね高い傾向にあり、1人当たりの延長・面積は少ない傾向にある。特に、「公営住宅」については、有形固定資産減価償却率が類似団体と比較し、30ポイント以上も高い状況にあるため、今後の財政状況を踏まえ施設の適切な維持管理を行っていく必要がある。

施設類型別ストック情報分析表②(2021年度)

図書館

体育館・プール

福祉施設

市民会館

一般廃棄物処理施設

保健センター・保健所

消防施設

庁舎

施設情報の分析欄

令和3年度の各施設における有形固定資産減価償却率は、類似団体内平均値と比べ概ね高い傾向にあり、1人当たりの面積は少ない傾向にある。令和3年度においては、ミリカローデン那珂川・市民体育館・屋内プール・福祉会館について、空調や発電設備等の設備改修を行ったため、「図書館」「体育館・プール」「市民会館」の項目の減価償却率において、やや改善を図ることができた。しかし、「図書館」「庁舎」については、有形固定資産減価償却率が類似団体と比較し、10ポイント以上も高い状況にあるため、今後の財政状況をふまえ、施設の適切な維持管理を行っていく必要がある。

財務書類に関する情報①(2021年度)

資産合計

負債合計

1.資産・負債の状況

一般会計等においては、資産総額が前年度から約867百万円の増加(+1.4%)となった。これは、小中学校やミリカローデン那珂川等の教育施設の施設改修による事業用資産の増加や、財政調整基金の積立等の流動資産の増加によるものである。また、特別会計等を加えた全体及び一部事務組合等を含めた連結においても、同様に資産総額が前年度と比較して増加している。

純経常行政コスト

純行政コスト

2.行政コストの状況

一般会計等においては、経常費用は18,652百万円となり、前年度対比約4,227百万円の減少となったことにより、純経常行政コストならびに純行政コストがともに減少している。これは、補助金等が減少(前年度比△3,315百万円)したことが主な要因であり、令和2年度に実施した特別定額給付金の支給事業が皆減となったことによるものである。一方で、例年増加傾向にある社会保障給付については、前年度対比141百万円の増加となっており、経常経費全体のうち24.9%を占めている。今後も新型コロナウイルス感染症の影響による社会情勢の変化によって関連経費の増減が見込まれる。さらに、少子高齢化の進展などにより、社会保障給付費の増加傾向が続くことが見込まれるため、事業の見直しや介護予防の推進等により、経費の抑制に努める。

本年度差額

本年度末純資産残高

本年度純資産変動額

3.純資産変動の状況

一般会計等においては、本年度差額は966百万円のプラス(前年度対比+2,317百万円)となり、純資産残高は、793百万円の増加となった。これは、補助金等の減少(前年度比△3,315百万円)によって、純行政コストが△4,207百万円と大きく減少した一方で、収入について大きな増減が無かったことによるものである。

業務活動収支

投資活動収支

財務活動収支

4.資金収支の状況

一般会計等においては、業務活動収支は2,486百万円の増加により1,955百万円の黒字となっている。主な要因は、移転費用のうち補助金等が前年度よりも3,315百万円減少したことによるものである。一方で投資活動収支は1,281百万円の減少により1,640百万円の赤字となっている。これは、基金積立金支出が前年よりも693百万円増加したためであり、財政調整基金や公共施設等整備基金への積立を多く行ったことによるものである。また、財務活動収支は104百万円と、令和元年度の1,034百万円から2ヶ年で減少傾向にある。これは、地方債等発行収入が前年度から980百万円の減少(△33.3%)となり、将来負担につながる市債の発行を抑制できているためである。

財務書類に関する情報②(2021年度)

①住民一人当たり資産額(万円)

②歳入額対資産比率(年)

③有形固定資産減価償却率(%)

1.資産の状況

住民一人当たりの資産額(歳入額対資産比率)は、施設の改修工事等により、資産合計は前年度比867百万円増加した。また、有形固定資産減価償却率については、昭和48年から昭和56年、平成5年から平成9年に整備された資産が多く、整備から20年以上経過して更新時期を迎えていること等から高い水準にある。公共施設等総合管理計画に基づき、老朽化した施設について、点検・診断や計画的な長寿命化を進めていくなど、公共施設等の適正管理に努める。

④純資産比率(%)

⑤将来世代負担比率(%)

2.資産と負債の比率

純資産比率は、類似団体平均を上回っており、将来世代負担比率は類似団体平均を下回っている。これは資産合計額に対する地方債残高が類似団体より低いこと等によるものであるが、今後実施されていく大規模な施設建設・改修事業により、地方債残高は増加する見込みであるため、適切な財政見通しをふまえた行政運営に努める。

⑥住民一人当たり行政コスト(万円)

3.行政コストの状況

住民一人当たりの行政コストは、類似団体平均を下回っており、昨年度と比較しても減少傾向にある。(純行政コスト前年度対比△4,207百万円)しかしながら、物件費や維持補修費については、各種行政サービスの民間委託の推進や、老朽化した施設の大規模な改修事業の実施により更に増加傾向となる見込みであることから、費用対効果の分析と公共施設等の適正管理による縮減に努める。

⑦住民一人当たり負債額(万円)

⑧基礎的財政収支(百万円)

4.負債の状況

住民一人当たり負債額は、類似団体平均を下回っているが、近年の状況では地方債償還額に対し、起債発行額の増加額が上回っていることから負債の合計額も増加しており、近年増加傾向にある。今後実施が予定されている大規模な施設建設・改修事業により、地方債残高はさらに増加する見込みであるため、適切な財政見通しのもとに地方債残高の縮減に努める。

⑨受益者負担比率(%)

5.受益者負担の状況

受益者負担比率は、類似団体を下回っている。行政サービス提供に対する直接的な負担の割合は比較的低くなっており、経常費用は前年度から4,228百万円減少している。今後も見込まれる各種行政サービスの民間委託の推進等を踏まえ、引き続き事業の選択と集中による経常経費の削減に努めるとともに、経常収益の増加等を図り、適正な受益者負担比率を検討したい。

類似団体【Ⅱ-3】

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