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経常収支比率収益的収支比率累積欠損金比率流動比率企業債残高対事業規模比率経費回収率汚水処理原価施設利用率水洗化率 |
経営の健全性・効率性について①経常収支比率は前年度から改善し101.44%と100%を上回ったものの、⑤経費回収率は95.29％と依然として100%を下回っており、本来使用料で回収すべき経費が一般会計からの繰入金により賄われている。②累積欠損金比率は14.67%と類似団体平均値を下回っているものの、⑥汚水処理原価が上昇傾向にあるため、効率的な汚水処理に努め、経営改善を進めることで累積欠損金の解消を目指す。収入に関しては、水洗化率が依然として類似団体平均値を下回っているため、接続率の向上による使用料収入の改善に努め、③流動比率の更なる改善を図る。⑦施設利用率は近年低下傾向にあるが、令和６年度からし尿及び浄化槽汚泥の共同化処理を開始しており、今後の上昇が見込まれる。④企業債残高対事業規模比率は改善しているが、施設利用率等を踏まえ、引き続き効率的な投資の計画を進めつつ、使用料収入増に努めることで、更なる改善を目指す。 |
有形固定資産減価償却率管渠老朽化率管渠改善率 |
老朽化の状況について①有形固定資産減価償却率が依然として類似団体平均値を下回っている。これは、令和２年度に公営企業会計へ移行してからの減価償却累計額を基に算出しているためであり、今後の上昇が見込まれる。供用開始から40年余りが経過し、類似団体平均より低い数値で推移している②管渠老朽化率についても、今後の上昇が見込まれる。令和２年度に策定したストックマネジメント計画や経営戦略等に基づいた計画的な施設の更新・改築により、適切な維持管理に努める。 |
全体総括上昇する汚水処理原価や、累積欠損金が示すよう、経営は厳しい状況にある。使用料収入の改善や費用削減に努める一方で、ストックマネジメント計画に基づいた効率的な維持管理と設備投資を図る。安定したサービス提供の実現のため、人口減少や施設の老朽化、物価上昇等の現状を踏まえた経営戦略（令和６年度末改定予定）に基づき、使用料改定の検討を含めた取り組みにより、経営改善を目指す。 |
出典：
経営比較分析表
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