事業・施設概要
| 都道府県 | 山形県 | 経営主体 | 上山市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Cc1 |
| 行政区域内人口 | 27,302人 | 現在処理区域内人口 | 21,129人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 19,747人 | 現在処理区域面積 | 809ha |
| 晴天時現在処理能力 | 12,600m³/日 | 下水管布設延長 | 183km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
①当市の収支状況は安定的に推移しており、採算性の観点からは事業運営の健全性が確保されています。②累積欠損は発生しておらず、財務基盤は持続的な運営に耐えうる状態が保たれています。③短期的な支払能力に関する指標は依然として十分とは言えない水準にありますが、近年は改善傾向が続き、運転資金の余裕確保が図られており、今後も資金管理の改善努力に努めます。④将来の財政負担に影響を及ぼす債務残高については減少が続いているものの、類似団体平均を依然として上回っていることから、引き続き起債の精査や償還計画の最適化を通じて負担の平準化を図ります。⑤使用料収入による費用回収は概ね良好であり、類似団体よりも高い水準にあります。費用構造の検証と効率化を継続し、中長期の安定化を図ります。⑥汚水処理に要する費用は上昇傾向にあり、類似団体と比較して高めの状況にあります。施設運転の最適化、エネルギーコストの削減、維持管理手法の改善等、経費縮減策に努めます。⑦施設利用の状況は安定して高く、類似団体よりも良好であることから、施設規模と処理需要のバランスは適切に保たれています。⑧接続状況は着実に向上しており、類似団体より高い水準を維持しています。未接続地域への丁寧な働きかけや普及啓発の継続により、さらなる改善が見込まれます。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は上昇傾向にあり、将来的な更新需要の高まりが見込まれますが、現況は類似団体平均より低い水準です。計画的な更新と平準化を一層推進します。②管渠老朽化率は類似団体平均より低位で推移しています。老朽区間を抽出し、事故・機能低下の未然防止に向け、ストックマネジメント計画に基づく優先度付けと長寿命化対策を継続します。③管渠改善率は直近年度に実績がありません。財源見通しと施工能力を踏まえ、生活影響の大きい箇所から計画的に実施し、年度間における事業量の平準化を図ります。
全体総括
経常収支は堅調であり、累積欠損もなく、使用料収入の回収水準も概ね適正で推移しています。一方で、流動比率の改善途上や、企業債残高対事業規模比率が類似団体より高い点は、中期的な資金繰り・債務管理上の課題となります。運転資金の厚み確保と計画的な起債・償還管理を進めます。併せて、汚水処理原価の上昇に対しては、エネルギー効率化、維持管理の最適化、官民連携の活用等によりコスト抑制を図ります。施設利用率・水洗化率が比較的良好である強みを活かし、更新投資の平準化とサービス維持の両立に取り組みます。
経営状況
収支構造
総額10.5億円
総額9.3億円