岩手県釜石市:公共下水道の経営状況(最新・2024年度)
岩手県釜石市が所管する下水道事業「公共下水道」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
2024年度2023年度2022年度2021年度2020年度2019年度2018年度
経営比較分析表(2024年度)
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は4年続けて100%を超えましたが、黒字幅以上に営業収益が減少したため②累積欠損金比率は上昇しました。③流動比率はここ数年横ばいからやや上昇の傾向となっており、類似団体も上昇基調が明らかとなっているので、当市も資金の流動性を高め、より健全経営に向かうことを意識する必要があります。⑤経費回収率と⑥汚水処理原価が大きく変動していますが、汚水処理経費の一部に全額国庫補助金を充当したことによるもので、これを除くとどちらも前年比でほぼ横ばいとなっています。⑦施設利用率は、令和6年度は少雨もありやや低下しましたが、有収率の低下から不明水侵入が考えられ、引き続き対策が必要と考えられます。④企業債残高対事業規模比率は、前年度比ほぼ横ばいが続いているものの、老朽化対策の増加を念頭に企業債発行のあり方には留意する必要があります。⑧水洗化率の低下は、処理区域内の人口減少や未普及解消事業の進展で新たに処理区域となった地域住民が対象に含まれたことによるもので、早期の使用を促していく必要があります。これらから、未接続世帯への接続勧奨、不明水対策、老朽管布設替えにより有収率を向上させ、営業収支の改善に努める必要があります。あわせて、ストックマネジメント計画を踏まえた施工箇所の厳選により、企業債残高を抑えるなど更なる効率的な経営が求められています。
老朽化の状況について
②管渠老朽化率については、当市下水道事業は供用開始が比較的早いため類似団体平均値を上回っているものの、わずかずつではありますが毎年減少し続けております。③管渠改善率は、ストックマネジメント計画に基づき上平田地区でまとまった規模の管更生を実施したため、過去5年間で最大の成果となりましたが、老朽化の進展を考慮し、今後も継続して実施していきます。①有形固定資産減価償却率の数値は、昭和35年の供用開始に対して企業会計化により減価償却を開始したのが平成28年度からのため、資産の老朽化の度合いを示す数値とは捉えにくくなっています。
全体総括
様々な物価の上昇基調が続き、経営環境の不確実性が急速に高まっているなかではありますが、人口減少が進む中にあっても企業からの使用料収入が比較的堅調に推移したこともあり、実質的にはほぼ昨年度並みの内容の決算となりました。一方、施設の老朽化による更新や、維持管理の経費が増大することは確実と考える必要があり、計画的な更新に向けた検討が必要です。このため、水洗化率の向上、不明水対策による有収率の向上、施設の長寿命化によるライフサイクルコストの低減など、収入の確保・費用の低減に取り組むとともに、民間活力の導入検討をあわせて進め、将来を見据えた安定的・効率的な経営に努めます。
出典:
経営比較分析表
,
よくある質問
このページで何が分かりますか?
公共下水道の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の釜石市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。