事業・施設概要
| 都道府県 | 岩手県 | 経営主体 | 釜石市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 漁業集落排水 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | H3 |
| 行政区域内人口 | 28,588人 | 現在処理区域内人口 | 868人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 492人 | 現在処理区域面積 | 108ha |
| 晴天時現在処理能力 | 260m³/日 | 下水管布設延長 | 11km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
本事業は漁業集落における事業であるため、事業対象地域の人口密度が低く、維持管理や設備投資などの費用を使用料収入で回収することが困難な状況であり、一般会計からの繰入金が総収益の多くの部分を占めています。こうしたことから、数値の算出に当該繰入金が含まれない⑤経費回収率や⑥汚水処理原価が、類似団体平均値と比較して乖離幅が拡大しており、物価高騰が続く中で厳しい経営となっております。①経常収支比率は100%を超えましたが、類似団体平均値からの乖離が見られ、繰入金だけに依存する状況を改善するよう、不断の経営改善が必要となっています。⑧水洗化率については、類似団体平均値と比べて低値となっております。個別訪問等による接続勧奨を実施しておりますが、事業実施地域の著しい人口減少と高齢化は今後も進展が見込まれ、今後も予想されるサービス需要の減少から目に見えた改善は非常に厳しいものと見込んでいます。
老朽化の状況について
法定耐用年数を超過した管渠がないことから、②管渠老朽化率及び③管渠改善率については、0で推移しています。土地を除いた有形固定資産の減価償却の度合いを示す①有形固定資産減価償却率は年々上昇しているものの整備後経過年数に準じる水準と考えられ、全体として老朽化の程度は低い状況ですが、耐用年数の短い機械設備等の修繕に対する備えの検討は必要な時期に来ています。
全体総括
本事業の性質上、赤字経営になりやすい傾向にありますが、公共下水道を中心とした下水道事業全体で管理運営を行っているので、財務体質を除いた運営全般には特段の問題は生じておりません。しかしながら、収支差を縮小させるため水洗化率の向上、施設の長寿命化によるライフサイクルコストの低減など、収入の確保・費用の低減に取り組むとともに、民間活力の導入検討をあわせて進め、将来を見据えてより安定的・効率的な経営に努めます。また、使用料について適正な使用料水準を検証していきます。
経営状況
収支構造
総額5,211.0万円
総額5,153.9万円