事業・施設概要
| 都道府県 | 静岡県 | 経営主体 | 下田市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Cc1 |
| 行政区域内人口 | 19,016人 | 現在処理区域内人口 | 8,434人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 6,299人 | 現在処理区域面積 | 290ha |
| 晴天時現在処理能力 | 8,800m³/日 | 下水管布設延長 | 79km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
「①経常収支比率」は100%を超え、類似団体平均値を約16ポイント上回っている。この要因としては経常収益の59.5%を占める一般会計からの繰入金(510,000千円)によるところが大きい。「③流動比率」は類似団体平均値を約24ポイント下回っている。要因は一般会計からの繰入金が安定しており、昨年度と同水準となった。「④企業債残高対事業規模比率」は、全国平均・類似団体平均値を大幅に上回っている。令和6年度末の企業債残高は3,771,155千円であるが、事業費の平準化に努め、残高は毎年5%以上の圧縮できている。「⑤経費回収率」は、類似団体平均値を約17ポイント下回っている。要因としては、維持管理経費が大幅に増大したことによる。適正な使用料の見直しを検討し、経費回収率の安定化を図りたい。「⑥汚水処理原価」は、類似団体平均値を約46円上回っている。要因としては、令和4年度より人件費の高騰等により、維持管理経費が大幅に増大したことによる。「⑦施設利用率」は、全国平均・類似団体平均を大きく下回っている。人口減少や接続の伸び悩みなどにより想定した処理水量が確保できていない。今後は計画区域の見直しや施設規模の再検討が必要である。「⑧水洗化率」は類似団体平均を約16ポイント下回っている。接続促進活動を推進し、向上に努めたい。
老朽化の状況について
「①有形固定資産減価償却率」は、全国平均・類似団体平均値を大幅に下回っており、一見老朽化の度合いは低いように思えるが、施設は平成4年供用開始で約30年が経過している。比率が低くなった要因は、分母となる償却対象資産の帳簿原価が、移行時の固定資産評価において、経過年数に相当する減価償却累計額を控除した額となっていることによるものであり、実態と大きくかけ離れたものとなっている。また、法定耐用年数を超えた管渠及び更新した管渠が存在しないため、「②管渠老朽化率」「③管渠改善率」は数値なしであるが、事業開始が昭和49年であり、初期に布設した管渠が間もなく耐用年数を経過する。引き続き「ストックマネジメント計画」に基づき、費用の平準化に努めた更新を行っていく。
全体総括
当市の公共下水道事業は、令和元年度より地方公営企業法の一部(財務規定等)を適用し、企業会計方式による経理処理に移行した。移行から6年目を迎え、経営面では一般会計からの繰入金に大きく依存している。今年度から新料金での使用料収入となった。また、建設改良費の財源である社会資本整備総合交付金の交付要件として、収支構造適正化に向けた取組が位置付けられ、令和7年度以降は業績目標の達成状況、使用料単価、経費回収率及び使用料改訂の状況によっては、重点配分の対象外となることが示されている。収支構造の検証を行い、適正な使用料水準を検討するとともに、見直しサイクルの構築に取り組み、安定した汚水処理の継続に向けた計画的な施設更新と地震対策を進めていく。
経営状況
収支構造
総額8.6億円
総額7.0億円