事業・施設概要
| 都道府県 | 青森県 | 経営主体 | 黒石市 |
|---|---|---|---|
| 事業名 | 下水道事業 | 業種名 | 公共下水道 |
| 会計適用区分 | 法適用 | 類似団体区分 | Cc1 |
| 行政区域内人口 | 30,232人 | 現在処理区域内人口 | 17,670人 |
| 現在水洗便所設置済人口 | 14,715人 | 現在処理区域面積 | 623ha |
| 晴天時現在処理能力 | 0m³/日 | 下水管布設延長 | 108km |
注:施設・業務量は当該年度値。e-Stat原表との値照合が完了した項目を優先した。
経営の健全性・効率性について
当市は、平成7年度頃からの事業拡大に係る企業債償還金の増加と一般会計繰入金の不足等により、多額の純損失が発生し、累積欠損金と資金不足額が増加した。そのため、経営健全化計画及び資金不足等解消計画に従い経営改善を行い、平成27年度で単年度の資金不足を解消した。しかし、まだ多額の累積欠損金が残っている。令和6年度の各指標は次の通りとなっている。①経常収支比率…使用料収入の増や総係費の委託料などの減により前年度から増加し、100%を上回った。②累積欠損金比率…徐々に減少しているものの、類似団体平均値と比べて極めて高い。③流動比率…前払金の増などにより前年度から増加した。④企業債残高対事業規模比率…企業債残高の減により前年度から減少した。⑤経費回収率…前年度からは横ばいで、100%を上回った。⑥汚水処理原価…汚水処理費の増により前年度から増加し、類似団体平均値と比べて高い。⑦施設利用率…該当なし。⑧水洗化率…前年度から減少し、類似団体平均値と比べて低い。今後は収支を改善し利益を増大させることで、累積欠損金の解消を促進するとともに、水洗化率の向上を図る必要がある。
老朽化の状況について
当市の下水道は平成元年度から一部供用開始している。管渠等は法定耐用年数までには至っていないため管渠老朽化率は0%となっている。しかし、有形固定資産減価償却率は類似団体平均と比べて高くなっており、老朽化は徐々に進行している。また、近年は経年劣化による破損等で機械・設備の修繕も行っている。今後は、未整備区域の整備と並行して黒石市下水道ストックマネジメント計画に基づき、施設や幹線管渠等重要路線等の改築・更生工事を行うことで、より効率的な運営を進める必要がある。
全体総括
平成24年度以降は経営健全化により収支は黒字となっており、累積欠損の解消に努めている。しかし、今後は人口減少による使用料収入の減少や物価高騰による支出の増加が見込まれる中、未整備地区への管渠の整備と、経年劣化による破損や耐用年数を超える管渠等の改築・更生工事を並行して行うことが課題となる。また、企業債償還の負担を一般会計からの多額の基準外繰入で賄っているため、早期の累積欠損金の解消に向けて、使用料見直しの検討や黒石市下水道ストックマネジメント計画に基づくコスト削減等の一層の経営状況の改善の努力が必要である。
経営状況
収支構造
総額6.5億円
総額5.4億円