事業・施設概要
| 都道府県 | 青森県 | 経営主体 | 黒石市 |
|---|---|---|---|
| 事業区分 | 末端給水事業 | 会計適用区分 | 法適用 |
| 類似団体区分 | A6 | 行政区域内人口 | 30,232人 |
| 現在給水人口 | 27,049人 | 給水区域面積 | 3,768ha |
注:人口・面積は当該年度値。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は、営業費用・支払利息の増により前年度より0.85ポイント減少したものの、黒字の経営状態を示す100%以上を維持している。また、料金回収率も116.45%と良好であることから、当事業の収支は料金収入により健全に保たれているといえる。累積欠損金は発生しておらず、負債についても、企業債残高対給水収益比率は類似団体平均より低く、安定した自己資金を保有し続けているため流動比率は高い等、過剰な負担にはなっていない。現状では安定した経営状況ではあるものの、給水人口は年々減少しており、支払利息等の費用増が見込まれることから、今後も経営の健全性を保つには、費用の削減や財源確保に努める必要がある。そのほか、施設稼働率が47.70%と低いため、人口規模に合わせた水道施設のダウンサイジングを行うこと、有収率を向上させるために耐震性・耐久性の強いダグタイル鋳鉄管や配水用ポリエチレン管に布設替する等、検討する必要がある。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率は、類似団体平均より高く、資産が全体的に老朽化しているといえる。そのうち管路経年化率については、第1期拡張事業で整備した管路の耐用年数が経過したため令和4年度から割合が増加しており、高止まりの状態である。一方で管路更新率は前年度と同じく0.28%で、類似団体平均よりも大幅に低い状態である。安定した給水を行うため管路更新は急がれるが、事業の経営状況を鑑み、適切な投資計画のもと財源確保に努めていく。
全体総括
現状では料金収入により経営は安定しているが、資産の老朽化が急激に進む中で更新が追い付いていないことから、今後は管路更新事業を加速していく必要がある。同時に、現状の水需要に合わせた施設のスペックダウンや配水管の口径選定等、ダウンサイジングについての検討も行う。費用の面では、資材費・労務単価等の物価高騰や、企業債の支払利息が大きな負担となることが予測されるため、費用削減および企業債に頼らない財源確保を行うとともに、持続可能な経営に必要な範囲で料金改定も検討していく。
経営状況
収支構造
総額7.3億円
総額6.1億円