御船町：公共下水道【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2016年度）

経営の健全性・効率性について

本町公共下水道事業（汚水事業）は、平成６年度より供用開始して２３年目となる。計画的に処理区域を整備拡大しながら、適切な使用料収入の確保、及び維持管理を進めてきている。①収益的収支比率について、処理場および幹線整備に係る初期投資の地方債償還費がまだ大きく、料金収入等ではまだ賄えていないのが現状である。しかし、下水道接続に伴う使用料収入の増加と初期の起債償還がここ２～３年でピークを向え、その後は徐々に同比率が改善されるものと思われる。⑤経費回収率についても同様で、維持管理費はほぼ横ばいであるが、資本費の影響が大きい。下水道普及による今後の使用料収入の増に努めたい。⑧水洗率については、８０％程度を達成しているが、普及啓発による更なる向上に努めたい。

老朽化の状況について

供用開始して23年が経過しているが、老朽菅の更正はまだ実施していない。ほとんどが塩ビ管を採用しており、腐食劣化による影響はあまりないが、定期的な陥路調査を実施して、予防安全に努めたい。

全体総括

ここ数年の起債の大型償還に対して、料金収入があまり増えてきてないのが現状であるが、都市計画道路が整備され、市街地周辺で住宅開発や集合住宅が増え、調定件数増の効果が現れてきている。しかし、将来的には人口減少が予想され、料金収入の増加が見込めない状況を見据えて、効率的な維持管理にに努めていきたい。経営戦略の策定平成２９年３月策定済計画期間平成２８年度～平成３７年度

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