守山市：守山市民病院【地方財政ダッシュボード】

経営比較分析表（2021年度）

地域において担っている役割

守山市民病院は、H30.4より指定管理者制度（利用料金制）を導入し、社会福祉法人恩賜財団済生会支部滋賀県済生会を指定管理者とした。滋賀県済生会の運営においても、市民病院の基本的な医療機能は維持しながら、湖南医療圏域で不足する回復期機能の拠点病院や健診センターとしての機能強化を図るなか、地域の拠点病院としての役割を果たしている。

経営の健全性・効率性について

①経常収支比率は131.2%となり、平均値を上回った。②医業収支比率は102.9%となり、平均値を上回った。③R3決算において利益剰余金での計上となったことから、累積欠損比率は0%となった。⇒指定管理者制度の導入（H30.4～）で、収支は改善④病床利用率は82.7%となり、平均値を上回った。⑤入院患者1人1日あたり収益は、35,117円と平均値を下回っているが、前年度より改善することが出来た。⑥外来患者1人1日当たり収益は12,852円と平均値を上回った。⑦職員給与費対医業収益比率は64.6%と平均値を下回った。⑧材料費対医業収益率は、16.2％と平均値を下回った。

老朽化の状況について

①有形固定資産減価償却率は、63.1%と平均値を上回った。市民病院整備事業として、R2.3にリハビリや回復期病棟を備えた新館を建設したところであり、今後も不要となった別館の解体や駐車場整備等により計画的な改修を実施する。②器械備品減価償却率は、平均値を上回っているが、指定管理制度の導入以降（H30～）は、指定管理者が器械備品等を購入している。

全体総括

守山市民病院は、指定管理者制度の導入により、社会福祉法人恩賜財団済生会支部滋賀県済生会が病院運営を担っている。（H30.4～）市としては、滋賀県済生会と締結した「守山市民病院の管理運営等に関する基本協定書」に基づき、これまでの守山市民病院の基本的な医療機能は維持しながら、済生会の技術力とネットワークにより、一層充実した医療サービスを提供出来るよう、滋賀県済生会と相互に連携していく。

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