大分県杵築市:山香病院の経営状況(最新・2024年度)
大分県杵築市が所管する病院事業「山香病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
・地域の中核病院として、医療機関や介護施設と密接に連携し、杵築市における地域包括ケアシステムの一翼を担い、急性期から在宅医療まで医療を提供している。・二次救急医療機関として救急告示を受け、救急搬送患者の受入を積極的に行い、地域の救急医療体制を支えている。・地域に不足している回復期・リハビリテーション機能を担い、質の高いリハビリ医療の提供に努めている。・地域密着型病院として小児医療にも取り組み、休日における軽症小児患者の受入体制について地域の小児科診療所と連携し、月数回の日曜診療を継続している。・へき地医療拠点病院の指定を受け、地域医療の確保に努めるとともに、大学病院等と連携したへき地医療に関する臨床研修を実施している。・新興感染症等に対する検査体制や医療提供体制を整備して対応している。
経営の健全性・効率性について
①経常収支比率は97.5%となり、類似病院平均値(93.0%)を上回っているものの、前年度と比較すると低下している。②医業収支比率および③修正医業収支比率についても、類似病院平均値を上回る水準を維持しているが、いずれも前年比で低下傾向にあり医業収支の改善が引き続き課題である。④病床利用率は85.1%となり、類似病院平均値(67.9%)を上回っており、病床運用は概ね良好である。⑤入院患者1人1日当たり収益は38,467円と、類似病院平均値を下回って推移しており、DPC係数の底上げや加算等で引き続き増加に取り組んでいく。⑥外来患者1人1日当たり収益については平均値と同水準であり、問題ない。⑦職員給与費対医業収益比率は71.4%と平均値より高い水準にあり、業務委託化を含め、改善を図る必要がある。⑧材料費対医業収益比率は11.6%で、平均値より低く推移しており良好。⑨平成26年度に累積欠損金が発生。これは会計基準の見直しにより過去の退職給付引当金不足を一括で引当したことが主な要因。それ以降、毎年累積欠損金は減少していき、R4年度ですべて解消。その後は発生していない。
老朽化の状況について
①有形固定資産減価償却率は64.5%となり、平均値より高い水準で推移しており老朽化が進んでいる。特に建物の老朽化は激しく、更新を検討している。②器械備品減価償却率は53.5%と平均値より低くなったが、老朽化が進んでいるものも多く、今後も計画的な更新が必要。③1床当たり有形固定資産は40,461,761円と、類似病院平均値を下回っている。有形固定資産投資状況は過少で老朽化が進んでおり、計画的な更新が必要。
全体総括
各種経営指標は、概ね類似病院平均値以上の水準を維持しており、病床利用率も高く、経営の健全性・効率性は一定程度確保されている。一方で、経常収支比率や医業収支比率は前年度から低下しており、収益構造の改善が今後の課題である。また、類似病院平均値に達していない指標についても引き続き改善に取り組んでいく必要がある。加えて、急速な人口減少の進行により今後は医療サービス需要の変化や減少が見込まれることから、地域における役割を再整理し、急性期から回復期・在宅医療まで地域ニーズに即した機能強化と効率的な病床運用を進める必要がある。また、建物および医療機器の老朽化が進行しており、修繕費や更新費用の増加が見込まれるが、患者の療養環境や医療の質を確保するためにも、財政状況を踏まえつつ、計画的な施設・設備更新を行う必要がある。さらに、公営企業として医師・看護師等の人材確保が年々困難となる中、近年の職員給与費の増加や物価高騰の影響により営業費用は増加傾向にある。限られた人材で効率的な運営を行うための業務見直しや経費節減、収益確保策の強化を進め、今後も地域の中核病院としての役割を果たしつつ、社会環境の変化を踏まえた安定的かつ持続可能な病院経営に努めていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
山香病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の杵築市リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。