施設及び業務概要等
| 基本情報 | |||
|---|---|---|---|
| 都道府県 | 和歌山県 | 経営主体 | 有田市 |
| 病院名 | 市立病院 | 法適用区分 | 当然財務 |
| 業種名・事業名 | 病院事業 | 病院区分 一般病院、結核病院、精神科病院の別です。 | 一般病院 |
類似区分 一般病院のみ病床数により区分します。結核病院と精神科病院は、病院区分と同じ値が入力されます。 | 100床以上200床未満 | 管理者の情報 管理者を設置している場合に、当該管理者の職歴を記載する項目です。 | 管理者非設置 |
経営形態 直営又は指定管理者制度導入の別です。 | 診療科数 標榜している診療科目数です。 | 12科 | |
DPC対象病院 診断群分類別包括評価制度(Diagnosis Procedure Combination)の対象であるかを示します。総務省「経営比較分析表の基本情報」では「DPC対象の有無」と定義されています。 | 特殊診療機能 総務省様式で、実施している項目を示します。 | 人間ドック、運動機能訓練室 | |
指定病院の状況 総務省様式で、指定されている項目を示します。 | 救急告示病院、感染症指定医療機関、災害拠点病院、病院群輪番制病院 | 人口 当該地方公共団体の当該年度中1月1日現在の住民基本台帳人口です。 | |
| 施設概要 | |||
建物面積 病院施設の延面積です。 | 14,675m² | 不採算地区病院 不採算地区病院該当の有無です。 | 非該当 |
不採算地区中核病院 不採算地区中核病院該当の有無です。 | 第2種該当 | 看護配置 病棟単位で届け出られている入院基本料の施設基準に係る看護配置です。経過措置により新たな届出を要しないものを含みます。 | 10:1 |
許可病床(一般) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、一般病床です。 | 153床 | 許可病床(療養) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、療養病床です。 | 0床 |
許可病床(結核) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、結核病床です。 | 0床 | 許可病床(精神) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、精神病床です。 | 0床 |
許可病床(感染症) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数のうち、感染症病床です。 | 4床 | 許可病床(合計) 医療法第27条の規定による3月31日現在の使用許可病床数の合計です。 | 157床 |
最大使用病床(一般) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における一般病床の最大使用病床数です。 | 87床 | 最大使用病床(療養) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における療養病床の最大使用病床数です。 | 0床 |
最大使用病床(施設全体) 病床機能報告制度で報告した最大使用病床数と同じ考え方で計算した、当該年度における施設全体の最大使用病床数です。 | 87床 | ||
| 業務概要 | |||
| 入院診療日数 | 365日 | 年延入院患者数 毎日24時現在の在院患者数と、当日の退院患者数を加えた人数の年度合計です。 | 25,756人 |
| 外来診療日数 | 243日 | 年延外来患者数 | 51,456人 |
| 職員数 | 0人 | ||
注:施設・病床・患者数・指定状況は、e-Stat「地方公営企業決算状況調査」の病院別データを基本とした。項目構成と用語の定義は、総務省「経営比較分析表の基本情報」及び「経営指標の概要(病院事業)」に準拠している。点線の下線がある用語を選択すると定義を表示する。
地域において担っている役割
救急医療の分野においては、救急告示病院として地域の二次救急患者の主たる受け入れ先としての役割を担うとともに災害時においても災害拠点病院として多数傷病者の受け入れ先としての役割を担っている。感染症医療分野においては、第二種感染症指定医療機関として、令和2年度より新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる医療機関として、感染症対策に取り組んでいる。また、平成26年9月以降、2病棟を急性期病棟から地域包括ケア病棟へと転換し、地域包括ケアシステムの中で医療の中核的な役割を担っている。なお、令和5年4月より指定管理者制度を導入し、民間のノウハウを活かした合理的で効率的な経営を行い、地域医療を支える役割に尽力している。
経営の健全性・効率性について
経営面において、①経常収支比率は昨年度と比べ9.0ポイント減となった。主な要因は、医師異動・退職等により医業収益(外来及び入院収益)が減少したこと、医業外収益では新型コロナウイルス感染症に係るによる病床確保料が減少したことである。②医業収支比率及び③修正医業収支比率においては、①のとおり医業収益は減少したが、医業費用のうち職員給与費が大きく減少したことにより、昨年度と比べそれぞれ13.4ポイント増及び12.2ポイント増なった。④病床利用率については、医師の異動や退職等が要因となり、令和6年7月より地域包括ケア病床45床を休止としたことが影響し、7.4ポイントの減となった。⑤入院患者1人1日当たり収益については、45床を休止したことで全体の入院患者数は減少となったが、入院単価の高い急性期病床で入院患者が増加したため、昨年度に比べ1人1日当たりの収益増となった。⑥外来患者1人1日当たり収益については、高額な薬剤投与を必要とする患者が増加したことで、昨年度に比べ1人1日当たりの収益増となった。⑦職員給与費対医業有益比率については、職員給与費が減少したことが要因となり、昨年度と比べ10.7ポイントの減少となった。⑧材料費対医業収益比率については、医業収益の減少及び高額薬剤等の薬品材料費の増加により、昨年度と比べ1.1ポイントの増加となった。⑨累積欠損金比率については、医師の異動・退職等により医業収益が減少したことにより、昨年度と比べ13.9ポイントの増加となった。令和5年度から指定管理者制度の導入し、民間のノウハウを活かした効率的な運営を行っているが、令和6年度の病院運営は、医師の異動・退職により医業収益が減少。新型コロナウイルス感染症に係る病床確保料の皆減が影響し医業外収益も減少となったことで、赤字決算となった。今後は、医師確保に尽力し収益の改善をはかりつつ、引き続き費用削減に努め、地域の医療需要に応えるべく関係機関との連携を図りながら健全で効率的な運営を行っていく。
医業費用及び医業外費用に対する、医業収益及び医業外収益の割合で、通常の病院活動による収益状況を示します。算出式は「経常収益 ÷ 経常費用 × 100」です。
類似団体内順位185位/ 186団体
病院の本業である医業活動から生じる医業費用に対する医業収益の割合です。公営企業の算出式は「医業収益 ÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位185位/ 186団体
医業費用に対する修正医業収益の割合です。公営企業の算出式は「(入院収益+外来収益+他会計負担金を除くその他医業収益)÷ 医業費用 × 100」です。
類似団体内順位185位/ 186団体
病院施設が有効に活用されているかを判断する指標です。算出式は「年延入院患者数 ÷ 年延病床数 × 100」です。
類似団体内順位172位/ 186団体
入院患者への診療及び療養に係る収益について、入院患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「入院収益 ÷ 年延入院患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位185位/ 185団体
外来患者への診療及び療養に係る収益について、外来患者1人1日当たりの平均単価を示します。算出式は「外来収益 ÷ 年延外来患者数 × 1,000」です。
類似団体内順位185位/ 185団体
医業収益の中で職員給与費が占める割合です。算出式は「職員給与費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位1位/ 185団体
医業収益の中で材料費が占める割合です。算出式は「材料費 ÷ 医業収益(営業収益)× 100」です。
類似団体内順位1位/ 185団体
医業収益に対する累積欠損金の状況を示します。公営企業の算出式は「累積欠損金(当年度未処理欠損金)÷ 事業の規模(医業収益)× 100」です。
類似団体内順位163位/ 185団体
老朽化の状況について
現在の病院施設は昭和25年の開院以来、地域の医療ニーズに合わせて増改築を行ってきたが、病棟のある建屋は既に築約40年を経過しており、老朽化が進んでいる状況となっている。また、医療機器については、更新時期を経過したものから順次更新を行っているが、有形固定資産減価償却率は類似病院平均に比べて20.4ポイント高い。これは、赤字経営が続く中、経営改善のため病院施設及び医療機器更新費用を抑制したことが要因となっている。令和8年度中に病院の建替えを予定しており、数値は大幅に改善する見込みである。
償却対象となる有形固定資産の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「有形固定資産減価償却累計額 ÷ 償却対象資産の帳簿価格 × 100」です。
類似団体内順位176位/ 184団体
有形固定資産のうち医療器械備品の減価償却がどの程度進んでいるかを示し、資産の老朽化度合いを表します。算出式は「器械備品減価償却累計額 ÷ 器械備品の帳簿原価 × 100」です。
類似団体内順位176位/ 183団体
1床当たりの有形固定資産の保有状況を示します。算出式は「償却対象となる有形固定資産の帳簿原価 ÷ 年度末病床数(合計)× 1,000」です。
類似団体内順位84位/ 184団体
全体総括
令和6年度は指定管理者による病院運営を継続し、医業収益の確保と費用削減に取り組んだが、医師の異動・退職による入院収益の減少と新型コロナウイルス感染症に係る病床確保料の皆減により、約1.2億円の経常損失となった。当市においても人口減少が進行し、将来的な患者数減少や医療需要の変化が懸念される。病棟は築約40年を経過し老朽化が進んでおり、令和8年度中の建替えを予定している。全国的な医療人材不足の中、医師確保が困難な状況が続き、令和6年度は地域包括ケア病床45床を休止せざるを得なかった。また、物価高騰により高額薬剤等の材料費が増加し、経営を圧迫している。今後は指定管理者と市が協同し、医師等の人材確保を最優先課題として取り組む。新病院では急性期40床、回復期80床、感染症4床の計124床とし、人口減少を見据えて現在と比較し21%ダウンサイジングするとともに、回復期機能を充実させ地域の医療ニーズに対応する。救急医療等の政策医療を提供しながら、物価高騰に対してはスケールメリットを活かした調達の効率化を推進し、持続可能な病院経営を目指す。
経営状況
収支構造
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書に基づき、総収益を医業収益、医業外収益、特別利益に分け、入院・外来収益、他会計負担金、補助金、長期前受金戻入などの内訳を示しています。
総額3.68億円
収益区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
総務省「病院事業決算概況」の損益計算書と「費用構成表」に基づき、職員給与費、薬品費、その他医療材料費、減価償却費、光熱水費、修繕費、委託料、支払利息などの内訳を示しています。
総額5.23億円
費用区分ごとに、横幅を類似病院の平均構成比、高さを当該病院と類似病院平均との差(ポイント)として描くスカイライン図です。0より上は平均を上回り、下は平均を下回ります。
医業損益、医業外損益、経常損益、特別損益、純損益の関係です。各損益は収益から対応する費用を差し引き、利益を正、損失を負で示します。
注記:類似病院平均は同年度・同一類似区分の有効データによる独自集計。
利用状況
職員配置・給与の状況
100床当たり常勤職員数
平均給与月額
注記:用いた表:e-Stat「地方公営企業決算状況調査」表25・66(職種別給与)、表27・67(経営分析)。