栃木県南那須地区広域行政事務組合(事業会計分):那須南病院の経営状況(最新・2024年度)
栃木県南那須地区広域行政事務組合(事業会計分)が所管する病院事業「那須南病院」について、2024年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2024年度)
地域において担っている役割
栃木県の救急医療体制において、当院は南那須医療圏で唯一の二次救急医療機関(病院群輪番制病院)として、24時間365日体制で救急患者の受け入れを行っている。また、本地域で唯一、一般病床を有する病院として、入院・外来診療に加え、人工透析、人間ドック、へき地巡回診療などを実施し、地域医療の中核的な役割を担っている。さらに、令和6年11月からは訪問看護ステーションの運用を開始し、在宅医療の充実にも取り組んでいる。
経営の健全性・効率性について
経常収支比率は年々低下しており、令和6年度は、入院・外来収益が減少した一方で職員給与費等が増加したことから、前年度比で4.2ポイント低下し、類似病院の平均を下回る結果となった。また、医業収支比率及び修正医業収支比率についても、収益の減少に対して費用の抑制が限定的であったことから、それぞれ前年度比で2.3ポイント、2.2ポイント低下した。病床利用率については、一般病床では上昇が見られたものの、療養病床の利用率低下の影響を受け、全体では前年度比0.6ポイント低下した。
老朽化の状況について
有形固定資産減価償却率及び器械備品減価償却率はいずれも類似病院の平均を上回っており、当院の資産は相対的に老朽化が進行している状況にある。特に施設・設備については、既存棟(2階建て)が竣工後35年、増築棟(地下1階・地上5階建て)が竣工後29年を経過しており、電気設備、給排水衛生設備、空調設備の一部には、竣工当初から継続して使用されているものもある。これらの設備の多くは更新時期を迎えており、突発的な故障や医療提供への影響といったリスクが高まっている。今後、安定的な病院運営を確保するためには、計画的かつ段階的に設備の更新・整備を進めていく必要がある。
全体総括
本地域では、栃木県内においても特に人口減少が急速に進んでおり、今後は外来・入院患者数の減少など、医療需要の量的な縮小が見込まれている。一方で、施設や設備の老朽化が進行しており、医療安全の確保や診療機能の維持、災害対応力の強化といった観点から、更新に対する需要は一層高まっている。さらに、医師・看護師等の人材確保が難しくなるとともに、給与費や物価高騰による経費増加も重なり、病院経営を取り巻く環境はますます厳しさを増している。このような状況を踏まえ、将来の医療需要を見据えた病床数や機能の適正化、施設整備における優先順位の整理、業務の効率化や収支構造の見直しを進め、持続可能な病院経営について中長期的な視点で検討していく必要がある。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
那須南病院の2024年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の南那須地区広域行政事務組合(事業会計分)リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。