栃木県南那須地区広域行政事務組合(事業会計分):那須南病院の経営状況(2018年度)
栃木県南那須地区広域行政事務組合(事業会計分)が所管する病院事業「那須南病院」について、2018年度の経営状況と分析コメントを確認できるページです。
収録データの年度
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経営比較分析表(2018年度)
地域において担っている役割
当院は地域住民の強い要望により開設された経緯があり、住民のニーズに沿った運営が行われるべきと考えている。当院においては南那須地区において唯一の二次救急医療機関としての役割が重要であるが、同時に地域医療全体を支えるセンター的な役割も担っている。今後の役割としては、以下の項目を挙げている。①1年365日24時間対応の救急体制の維持:二次救急では他に病院がないことから、当院のみで1年365日24時間の対応を行っており、また地域内に夜間休日診療所がなく在宅当番医制であることから、夜間の一次救急も当院が担っている。地域住民の安全を守るため、これは維持していく。②へき地医療を含めた地域医療提供体制の維持:近隣の中核病院まで30kmあり、日常的な病院診療を地域住民に提供していく。③在宅医療推進のための各種事業への参画・支援:高齢化が著しい地域で、在宅医療は地元医師会が担っているが、それをサポートする体制を強化していく。④人工透析医療体制の充実:地域外に通院している透析患者の負担を考え、充実させていく。
経営の健全性・効率性について
病床利用率、入院患者1人1日あたり収益、外来患者1人1日あたり収益ともに漸増しており、診療実績としては伸びていると考えられるが、職員給与費対医業収益比率において、人件費の上昇が目立っている。これは、1年365日24時間救急体制を維持するにあたり、働き方改革による適正な人件費増が影響しているのと、病診連携や医師事務補助など直接収益にならないものの、今般社会的に要求される患者サービス等に必要な人件費が増加しているためである。今後はこれらを有効活用することにより、病床の回転率をさらに上げるなど、間接的な収益増をはかっていく。材料費対医業収益比率は比較的低いものの、さらなる購入価格低下の努力をしていく。
老朽化の状況について
病院の建物は、既存棟(2階建て)は平成元年の竣工後30年、また増築棟(5階建て)は平成7年の竣工後24年が経過しており、両棟とも建物及び給排水・空調設備等(基幹設備も含め)の老朽化が著しく、平成26年の10月に実施した建物・設備の劣化診断の結果、全体的な施設・設備の更新が必要となっている状況である。
全体総括
当院の立地条件、地域の医療事情からみて、またスケールメリットの点から見て、現行の診療報酬体系からは経営改善は厳しいものがあるが、地域の医療レベルを落とさないことを前提に効率的な経営をしていかなければならない。①一般病棟の一部を地域包括ケア病床とし在宅復帰患者のリハビリ・退院支援を促進するとともに診療単価のアップをはかる。②空きベッドを極力なくすよう効率的なベッド運用ができるようにする。③材料費の価格交渉や保守管理料を含めた医療機器選定など経費節減に努める。④建物老朽化からの修繕費が増加していることから、コストを含めた効率的なリニューアル計画を立てていく。
出典:
経営比較分析表
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よくある質問
このページで何が分かりますか?
那須南病院の2018年度の経営比較分析表、主要指標、分析コメントを確認できます。
データの出典はどこですか?
総務省の『経営比較分析表』をもとに構成しています。
自治体本体の財政も見られますか?
ページ上部の南那須地区広域行政事務組合(事業会計分)リンクから、自治体本体の財政状況ページへ移動できます。